雨と風でどんどん崩壊していく事件現場(GIGAZINE東倉庫)を風化させない。
今年の2月20日、何の断りもなく突然ショベルカーでGIGAZINE東倉庫を破壊してから約半年が過ぎようとしている。
KEISUI ART STUDIO | ある日、会社の倉庫を解体屋が取り壊していて驚愕。目が点、脳が停止!「おまわりサーン」
その後も解体作業は手が滑ったとか止めるのも聞かず進められ、告訴状を出してからはさすがにおとなしくはしている。しかし、雨と風による経年変化は反倒壊状態であった建物の崩壊は止めようがない。
土壁は風雨で流されて竹がむき出しになってきた。
父はこの昔の建物を大切にしていた。瓦屋根も吹き替え、いつも内部も掃除していた。
こんな状態を見ると怒りが湧いてくる。この地上げ行為を警察は事件性はないとして民事不介入の態度を貫こうとしたが、GIGAZINEの編集長は告訴状を弁護士に書いてもらって警察に受け取らせた。従来の場合こんな地上げ行為に対し皆泣き寝入りを余儀なくされ、民事で被害の何分の一かのお金で納得させられてきたのが現状である。
それでも、こんな力技に訴えるのは違法ではないかと思いほとんどの地上げ業者は避けてきたのである。こんかいNET上で有名になってしまったので、もしこの案件が不起訴だということになれば日本国中の不動産関係者はこの力技の地上げをやり始めることであろう。
玄関の軒先に貼り付けてある登記簿は、さすが直接風雨にさらされないのでそのままである。この玄関の登記簿も1回目のときは、地上げ屋と思われる人が夜中に剥がしに来たのである。防犯カメラに写った画像を見て警察の担当者も「これは明らかに日新プランニングの人だな。」と認めている。
警察官たちの前で反社会勢力の誓約書に絶対こんなものにはサインしないと断言した日新プランニングは反社の関係者なのか。ぜひこの点も警察は調べてほしい。
ただ屋外に貼り付けた登記簿は何回貼り直してもこの通りにすぐ剥がれてくる。これを見ているとなにかの象徴のように思えてくる。
今回は台風も来そうなので釘で打ち付けた。
屋根の瓦を剥がされて捨てられてしまったので、玄関の天井も抜けてしまった。
内側から見ると、壁も剥がれてこの通り。
GIGAZINEの要求はお金ではなく建物を元通りにしてほしいというものである。
屋根がないので一つ残っている天井も時間の問題である。
ショベルカーで破壊されたところがさらに崩壊し始めている。
周りに板や木材が飛び散りいつの間にか土砂に埋もれ草の芽がでてきている。
今年の夏から秋にかけてまた大きな台風が来るようであるが、日新プランニングは、台風で吹き飛んだ廃材が周りの家を傷つけた場合弁償しなければならないので、今のうちにどうにかしておいたほうがいいのではないか。
今回の建造物損壊事件で喜んでいるのはこの辺りを徘徊する野良猫たちである。ほとんどコンクリートに覆われた都会ではおしっこをしても土や砂を後ろ足てかけることができなくて、ポーズだけで済ませているが、思いがけずできた空き地では土が露出しているので排泄後の後ろ足でのかけかけは思う存分できるのである。
告訴状を受け取った西淀川警察署は、その後何も言ってこない。
GIGAZINEの方はその後もせっせと情報を収集している。事件現場がいかに崩壊しようとGIGAZINEはこの事件を絶対に風化させない。これは社会悪であり、誰が見ても犯罪である。