永源寺コンニャクは永源寺の開祖寂室元光が、大陸から芋を持ち帰ったのが起源とされている。温度変化が少なく水はけの良い気候風土で3年の年月をかけて大きく育った永源寺コンニャクは本来の風味と食感が良く大変美味しいと言われている。


こんにゃく粉は海藻などの混ぜものが多いのでやはり生の芋をすりおろして作った生こんにゃくにはかなわないようである。


昔は永源寺とその周辺でのみ自家生産されていたが、今では工場で作られるようになり永源寺コンニャクとして地元の名産物となっている。


青のりを入れた緑の刺身こんにゃくは、包丁を入れた時点でその切れの良さからもキメの細かさと柔らかさがよく分かる。


刺し身と言うからには冷やしておくに限る。


とにかく一枚ずつが持った感触が柔らかい。


醤油もちょっとワンランク上のものを冷蔵庫で冷やして使う。


コンニャク独特のアクがまったくない上にツルッとした食感と青のりの風味がなんとも言えずよく調和していて、刺し身の名にふさわしいコンニャクである。

刺身こんにゃくには緑と白と赤がある。