台風の予報が出るとGIGAZINE東倉庫が吹き飛んで周りの家を傷つけたらどうしようかと心配でたまらなかった。


やはり周りの家の人たちも心配されていた。
ついに1軒の家の方がGIGAZINE旧社屋へ相談に来たという。
その話の内容は次のようであった。

「・まだ小さい子ども(乳飲み子や幼稚園、小学生など3人ほど)がいて、9月になって台風が来ると廃材が飛んでくるかもしれないので危ないと思い、元の地主さんになんとかしてくれと連絡したところ、「日新プランニングに売ったのでそっちへ連絡せよ」と言われた。
・日新プランニングに連絡したところ、「土地は日新プランニングのものだが、上物は違うのでなんともしようがない」と言われた
・また、時々、午前4時頃ぐらいにカラスが大挙してやってきて、ゴミの日のゴミ袋を狙うために集まることがある。」


そこでGIGAZINE側が答えたのは、
「・警察がまだ送検していないし、起訴されるか不起訴されるかどうかも分からないので、証拠保全のためにもなんともしようがない
・もともと勝手に破壊したのは日新プランニングなので、「なおせ」と言ってはいるが、何もしようとしない。修理すると自分たちの非を認めることになると思っているからだろう。
・うちもなんとかしたいが現状ではなんともしようがない。何か事が起きてからでないと警察も役所もどこもまともに対応してくれないので、申し訳ないがもし廃材が風で飛んできて家に傷が付いたなどあれば、日新プランニングに連絡して欲しい。また、できればうちにも連絡して欲しい。周囲に迷惑が及んでいるのでなんとかせよと言えるようになるため。
・カラスが集まる件については役所に言えば追い払うための何らかの対策をしてくれるはずなので、午前4時頃にいっぱいいる様子を写真撮影し、役所へ連絡すればよい。うちも以前に役所へ連絡して何とかしてもらったことがある。」


ことの発端を作ったのは地主である。それなのに「自分はあの土地を売ったのだから関係ない。」とどうして言えるのか。
地主も日新プランニングがどの様な会社か知っているはずである。地主は近所の人達が行ったところで知らぬ存ぜぬを通すことぐらい分かるはずである。要するに、地主もパワーエステイトも日新プランニングも同じ穴のムジナなのである。


家が壊れようと傷つこうと警察は動くつもりはないのだろう。お金で済むことは民事でやってくれという方針らしい。


ただ、廃材が飛んでいって人を傷つけたり人が死んだりした場合のみ警察は飛んでいく。


空き巣も無銭飲食もスリも万引も警察は飛んでくる。もちろん詐欺も恐喝も。
しかし、建築関係は知らぬふりを決め込む。時間も人手もかかる前例を作りたくないのである。
GIGAZINE旧社屋の周りの人たちは未だに何も知らない。


たとえ損壊されたGIGAZINE倉庫の廃材が台風で飛んでいって家を傷つけようが破壊しようが人に危害が及ばない限り警察は動かないということを周辺の人達は理解していない。


GIGAZINE倉庫が周りに被害を及ぼさないためには、コンクリートで固めるのが一番手っ取り早いが、これは犯罪になるらしい。ではどこまでできるのかというと、すぐに元どうりになる程度でできれば今ある廃材を利用するのが望ましいということである。釘とかはだめだというので今のように一種の意思表示のためにも立入禁止のビニールテープでぐるぐる巻きにしたのである。

こんな状態にしてしまった責任は地主とパワーエステイトと日新プランニングにある。土地の話ではなく上に建っていた建物の話である。建物を今の状態にしてしまった者たちの責任である。

GIGAZINE編集長は告訴しようともしない警察に変わって自費で弁護士に告訴状を書いてもらったのである。周りの家に被害が及ばないようにしてもいいと警察が許可を与えてほしい。以前にも警察に工務店を入れようと思って頼みに行ったが「警察にはそんな権限はないし、警察としては何とも言えない。」と言って断られた。これ以上破壊するつもりは日新プランニングには無いようであるが、元通りにするつもりもない。彼らはほっておけば雨風で時間とともに崩壊するだろうと思っているようだ。

署名を集めたとしてどこへ持っていけばベストなのだろうか。なにかいいアイデアはないものだろうか。