美味しい唐揚げを作りたいというと、長男が唐揚油とから揚げ粉を用意してくれた。唐揚専用の油があるとは驚いた。その袋に「日本唐揚協会認定」と書かれてあって、これは初耳だというと息子は有名だという。

早速調べてみる。

日本唐揚協会とは|日本唐揚協会
「日本唐揚協会は、唐揚げを通じて世界平和を目指すため、唐揚げが一番好きで唐揚げを食べると幸せになれる人たちによって組織された団体です。」

この日本唐揚協会では「カラアゲニスト」の唐揚認定試験を行っているらしい。
「日本唐揚協会は、カラアゲニストの育成に力を入れています。
唐揚げについて見識深く、多くの唐揚げを食べる上での指針を内に収めた、
またその美味しさを多くの人々に伝えることの出来る人物を、
当協会はその証として認定し、カラアゲニストとして認めています。
日本中世界中の美味しい唐揚げを探し、記録しています。
最終的には世界唐揚げのマップ作成を目標とし、
いつでもどこでも誰とでも美味しい唐揚げが食べられる地図が理想です。
協会員になるには、カラアゲニストの常識である唐揚げについての筆記試験。
唐揚検定を受験していただき、この試験に合格し、協会発行の名刺を取得することで、
日本唐揚協会認定のカラアゲニストとして活動することが許されるようになります。」

この世には私の理解を超えた世界がある。


日本唐揚協会認定の味の素が作った「から揚げの日の油」は油がもれるというので回収になったそうであるが、息子がかった油のパッケージはなんともないので使うことにした。

それより、「から揚げの日」ってなんだと思って調べてみると、又しても、日本唐揚協会の発案になる『アゲアゲ チ金 フライデー』によって金曜日をから揚げの日に決めたそうである。


このから揚げ専用油は、食用大豆油、食用えごま油、食用パームオレイン、アラキドン酸含有油脂からなるブレンド油である。アラキドン酸含有油脂を加えることによって植物油のみでは得られない美味しさを加味することができる。


次にベストなから揚げ粉として息子が推奨するのはこの日東食研の「から揚げ作り」


この一袋で鶏肉2枚分


下味をつけてから、油であげるのは竜田揚げではないのか。まあ、いい。から揚げの法律はない。


ビニール袋に入れて下味をつけて粉をまぶして油であげる。普通のやり方である。


から揚げ粉の原材料は、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、食塩、ジンジャーパウダー、チキンエキス。
タレの原材料は、醤油、佐藤、おろしにんにく、おろしショウガ、チキンエキス、魚醤、唐辛子。

チキンエキスはチキンだしの素とかチキンコンソメでいいからこれは家で作れる。小麦粉を使わず片栗粉とコーンスターチを使うとパリッとなるということらしい。覚えておこう。


袋の中身はから揚げ粉とタレが2回分。


鶏のモモ肉2枚分を用意。


鶏肉をポリ袋に入れて醤油タレを加える。


袋の中に入れてモミモミ。


から揚げ粉をポリの入れ物に入れる。


下味のついた鶏肉にから揚げ粉をまぶす。


180度に油お熱して鶏肉を揚げる。


4分間油であげる。まだ食べてはいけない。


アルミホイルを被せて2分間予熱で蒸らす。


待ちわびていた下の息子は早速味見。感想は「うまい。」
確かに、パリパリしていてジューシー。鶏肉の美味しさが引き立っている。
できたてだと殆どの場合美味しいが、この組み合わせは冷えても美味しかったことである。


油が残ったので、豆餅を揚げる。


油に鶏肉の味が移っていて、から揚げ風味の揚げ餅ができたが、これはこれで美味しかった。

確かにから揚げを食べると幸せな気持ちになる。動物性油もの効果である。
お肉を食べてハッピーに | 「お肉」の参考書~健康に欠かせない「肉の効能」~ | エバラ食品
『牛肉や豚肉の脂肪には植物油にはほとんど含まれていない、必須脂肪酸の1つであるアラキドン酸が含まれています。アラキドン酸の一部は脳内で「アナンダマイド(アナンダミド)」という物質に変化しますが、この物質は別名「至福物質」とも呼ばれ、幸福感や高揚感をもたらすことが知られています。このメカニズムによって、私たちはお肉を食べたときに「幸せだなあ」と感じるのです。』