現生人類「ホモ・サピエンス」が誕生したのは、約30万~20万年前頃。
現在は1万200年前から始まった第4間氷期で、次に氷期が訪れるのは、およそ3~5万年後と考えられている。


氷期から間氷期への気温上昇は、今から約2万1000年前の最終氷期から次の間氷期に移行する約1万年間での4〜7℃の全球気温上昇であるのに比べて、約1970年頃(20世紀後半)からの気温が短期間でおこった上昇速度は約10倍も速いのである。


約10万年サイクルで気温の変動がみられ、氷期と間氷期が繰り返す気候変動が起こっていた。しかし、70億のホモサピエンスが創り上げた文明の副産物、二酸化炭素がこの自然周期を崩壊させてしまった。その結果起こる現象を人類は正確には知らない。
楽観的な科学者と悲観的な科学者が、ある日同じ結論にたどり着く時には、一体何が起こっているのだろうか。


二酸化炭素による温暖化が、間近に迫った氷期を回避させたという論文もあるが、増え続ける人口と止まらない二酸化炭素の排出は、人類が予想もしなかった自然の臨界点をこえた時、突如人類を破滅の縁に追い込むのではないか。


自然のあり方に背いた文明は、そのツケを子孫に支払わせることになる。自分さえ良ければ、自国さえ良ければ、今さえ良ければ・・・と言って未来を見据えた生き方をしない人間は、地球規模で人類を破滅に導いてしまう。

2月の冬は冬らしく、雪がふり、雪がつもり、春には雪解け水が大地を潤すようにと祈りを込めて雪の絵を描く。

今日も、2月だというのに生暖かい。暖房がいらないくらい不気味な温かさ。

毎年、最高気温の記録が塗り替えられるニュース。