こんな細なが~~い電車のような墓地を初めて見た。
東大阪にある変電所の写真を撮りにいった。いつも困るのは駐車場であるが、今回は変電所のすぐ北側に見付けられてホッとした。
駐車場の隣に何やらあるので何気なく覗いてみる。
卍があるのでお寺かなと思って近づいてみる。
お寺の名前が見当たらない。
古そうなお地蔵様が並んでいる。そのせいか、赤いよだれかけが余計に真新しくみえる。
墓がズラッと並んでいる。
少し入っていって初めて分かった。ここはお寺ではなく、いわゆるお墓の分譲地だった。
またしても古いお地蔵さんがズラッと並んでいる。すぐ隣りが駐車場なので横への広がりはなく、ひたすら奥へ奥へと続いている。2列に並んだお墓は、まるで電車のようである。
一番手前のお地蔵さんの蓮華座の部分はあたらしい。一体この古いお地蔵さんはどこから持ってきたのかな。まだ、空いている墓地もある。
墓地なんて言うものがそう簡単には作れない。
調べてみると「墓地、納骨堂又は火葬場を経営しようとする者は、都道府県知事の許可を受けなければならない。」とある。また、「墓地、納骨堂又は火葬場の経営者は、管理者を置かなければならない。」ともある。しかし、なが-い電車のような墓地には管理人室はあったが鍵がかかっていて管理者なんていなかった。
もともとこのあたりに墓があったのか、それとも使いみちのない土地の有効利用で墓地の許可を得たものか、私には分からない。