マスクが洗濯に何回ぐらい耐えれるかを実験。
厚生省は「マスクの使い回しはやめよう」と通達したが、何千円何万円もするマスクを買う気にはなれない。
何万円ものマスクを使い捨てしろというのだから無理である。マスクではウイルスの侵入は防げないというのなら、マスクはただの気休めか。感染者自身のの飛沫を防ぐぐらいの役にしか立たないという。
しかし、マスクをしても呼吸ができるというのは息がスカスカに漏れている証拠。確かSARSのときは2重にマスクをしていた記憶がある。政府は選択することの出切るガーゼのマスクを大量に作らせるというが、あんなに目の粗い布のマスクでいいのなら、不織布のマスクが一体何回ぐらい洗濯に耐えるのかやってみることにした。
キッチンハイターは今でも100均で売っている。
使ったマスクは玄関にビニール袋の中に入れるようにする。ビニール手袋で使ったマスクを集める。
布製品は水5リットルに対しキャップ1.2杯だが、この際、ウイルスを死滅させなければならないのでキャップ2杯にする。キャップ1杯は25ミリリットル。
すべての単位をCCに揃えると、5000CCの水に50CCの次亜塩素酸ナトリウム液をいれる。
洗面器には約2000CCの水が入るので次亜塩素酸ナトリウム液は20CCいれるとよい。
キッチンハイターについているキャップでは計りにくいので違う軽量目盛りのついた容器で量る。摂氏4度の水では1CCが1グラムであるから、水の場合、1CCが1gとみなしてもよい。計量計りで重さを計っても良い。
不織布は水が染み通りにくいので、よく手で押して全体に液を染み渡らせる。殺菌は2分つけおくと書かれていたので、もみ洗いせずに押し洗いしてから、約2分つけおく。その後、水で押し洗いしてそっと水気を切る。
形を整えてハンガーに吊るす。このまま日光の当たる屋外で干して紫外線に十分当てる。出来れな半日以上。
1、2回目では殆ど変わらない。3回目で少しボワッとなってくる。マスクの種類にもよるが、プリーツのマスクは5回めで形が元に戻りにくくなった。折り曲げ部分は金属ではなくただの硬質プラスティックである。
電灯にかざして、光の透過具合を見るが初めとほとんど変わらない。折り目をきれいに付けたい場合は低温でかけるように。
結論としては、丁寧に洗えば5回ぐらいは変わりなく使える。ボアボアになったマスクは2枚重ねで使うという手もある。気休めのマスクであるからそれほど気にする必要はない。それより、手洗いと人の混雑しているところに行かないという2点を厳守したほうが良い。
なお、本当に感染を防ぎたいのなら布のマスクではなく本格的な粉塵マスクをして、髪の毛につくのも防ぎ、防護メガネもしたほうがいい。