次のサイトを読んで殺菌灯を買う決心をした。

殺菌灯の殺菌効果 | 紫外線による殺菌 | アカデミー・コーナー | アズワン
「殺菌ランプの殺菌作用は波長253.7nm付近が最も強く、その殺菌力は直射日光にも含まれている波長350nmの紫外線の約1,600倍にも達する。」

【細菌が死滅するメカニズム】
殺菌作用の波長特性は生物に含まれる核酸物質の紫外線吸収特性とよく似た特性を示していること、ならびに細菌の種類が異なってもあまり大きな波長特性の違いがないのは、細菌の原形質である核酸に作用しているからだと考えれます。細胞内の核酸に紫外線が照射され吸収されると、核酸が化学変化を起こし、新陳代謝が障害され、まず増殖能力を失います。更に照射量 が多くなると、原形質が破壊されて、死滅するとされています。このような紫外線の照射と細菌の変質破壊についての詳しい研究もなされています。紫外線による殺菌は、菌の種類や生息条件によって効果 は異なりますが、全ての菌種に対し有効で、かつ対象となる菌に耐性を与えることはありません。紫外線の殺気力は、菌種、温度、湿度、その他の条件によって異なりますが、夫々の菌についての殺菌力は、殺菌線放射量 即ち放射照度(W/ ㎡)×照射時間(秒)によって表すことができます。従って、一般 的に照射時間を2倍にすれば放射照度を1/2にしても同じ殺菌効果が得られます。
この放射照度は、殺菌灯の大きさ、照射器具の型、照射距離によって変わります。


NET通販で申し込んで3週間かかってやっと届いた。


NETで買うときはメーカーを選んで買う。普通の蛍光灯と殺菌灯の波長は同じであるが、何が違うかといえば、殺菌灯の場合ガラス管が石英ガラスで紫外線の波長がよく通るようにしてある。安い殺菌灯の場合この石英ガラスの質が良くないことがあるというので、一応、「made in Japan」のこだわった。


日本のメーカーだと、日立、東芝、パナソニック、NEC、三菱ならいいかなと思って東芝の殺菌ランプを申し込んだが、日立の殺菌ランプが届いた。この際、これ以上遅くなるのは嫌だったので日立製で良しとした。


殺菌ランプはガラス管が透明で石英ガラスでできているのが特徴である。記号はGLで表し、8ワットならGL8と表記されている。


今回は、アクセサリーなどを作る手持ちの光硬化樹脂(レジン)のライティングボックスを殺菌ボックスに改造することにした。改造と言ってもランプを変えるだけである。ただ、殺菌灯のサイズや品質がよく分からなくてNETで検索しまくって決定するのに時間がかかった。

NETで詮索したが、既成の殺菌ボックスは殆どのものが小さい。散髪屋さんや美容院が櫛やハサミの殺菌に使うようである。値段は2万円前後であるが、マスクの殺菌だけならこれでも間に合う。医療用のものは大きくて値段も高いので、一般家庭で使うようなものではない。

私の持っている光硬化樹脂を硬化させるライティングボックスはかなり大きいので、これなら、マスクや帽子やゴーグルなんかも十分置くことが出切る。


このライティングボックスの中につけられている蛍光管が8ワットだったので、殺菌灯もGL8のものを買うことにしたが、新型コロナウィルス騒ぎの昨今、もしかするともう売り切れているかもしれないと思った。しかし、まだまだ残っているようではあったが、届くのに時間がかかった。


ライティングボックスの中についていた蛍光管を外してびっくり。2本は、352nmの波長(光硬化樹脂を硬化させる波長)であったが、中の1本が254nmの殺菌灯であった。


東芝製のこの殺菌灯はそのまま使うことにした。


このライティングボックスは、スイッチをオンにしても扉は開いているトランプはつかない仕組みになっている。


蓋を閉じて、スイッチをオンにすると殺菌ランプが点灯する。隙間からブルーの光が少し見える。

紫外線は目や皮膚に悪いので見ないようにする配慮である。


後ろから覗くと青い光が見える。タイマーが付いているので自動でスイッチが切れる。

これでマスクやゴーグルや帽子の殺菌がたやすく出来る。アルコールを吹きかけたり洗濯したりする手間が省ける。裏と面を描く10秒ずつ殺菌するようにしている。