紅茶の殺菌効果は試験管実験で、インフルエンザの予防や治癒効果は過大評価。
「 紅茶の茶葉に含まれるカテキンは緑茶よりも発酵が進んでいるため、緑茶以上の殺菌作用がある。」とされている。しかし、「紅茶は飲用濃度でインフルエンザウイルスの感染力を99.9%無力化」というのは、あくまでも試験管実験でのこと。
「 日本紅茶協会も19年10月22日、ツイッターで「紅茶ポリフェノールがインフルエンザウイルスの感染性を失わせることが分かりました。『マスク・手洗い・紅茶』を毎日の習慣に」と投稿したのは、かなり過剰広告と言わざるを得ない。
「紅茶がインフル予防」に識者から懐疑論 感染力「99.9%無力化」喧伝も…「立証されてない」 : J-CASTニュース
「日東紅茶」ブランドで知られる「三井農林」 は18年10月、「インフルエンザウイルス対策には紅茶!」と題したリリースを配信。試験管やマウスを使った実験結果などを紹介した上で、紅茶の飲用や「紅茶うがい」を勧める。
しかし、三井農林の担当者は取材に、調査結果は紅茶のプロモーションの一環で公開したという。
「紅茶で(インフルエンザに感染した人が)治るとか、予防できると言うつもりはなかった」とするが、誤解を招いたとして、「今後は反省を生かしたような発信をしていきたい」と話した。
以上からわかるように、紅茶の殺菌効果を過大評価する必要はないけれど、紅茶を飲んで体に悪いわけではない。むしろ、いいのである。紅茶の香りと味わいは代用できない嗜好品としての良さがある。お茶の類はもともと薬であったというが、生活の中にとり入れて自然に健康維持に役立っていたというのがいいのである。即効性を期待するのはちょっと無理がある。新型コロナウイルスの感染が始まって以来、知り合いの介護の事業所では紅茶を飲むことを義務付けているときく。効果の程を訊いてみたいものである。
紅茶も今では色んな種類のものがでている。
ベルガモットの香りを添加したアールグレイもいい。疲れが吹っ飛ぶ。
生姜やペパーミント入りの紅茶も季節に変化を与えているようである。
ただ紅茶はカフェインが多いので夕方以降は控えるようにしているが、近頃、カフェインレスの紅茶が販売されている。そのなかでも、この「デカフェ・フルーツセレクション」は、いつもの紅茶に変化を求めるときには最適である。
カフェインレスの紅茶の中に、アップル、ストロベリー、ピーチ&パッションフルーツ、レモンピール&ライムピール等の感想果実が入っている。
4種類の紅茶が各5袋ずつ入っている。
レモンとライムの紅茶を入れてみることにする。
初めは気のせいかと思ったがかすかに甘い味がする。他の種類の紅茶はもっと甘い味がした。
甘い飲み物が苦手な人には向かないが、砂糖を入れたいけれど少しだけでいいという人にはぴったりである。不思議な味の紅茶である。