トランプ大統領は、最近、中国の感染情報の関して故意に隠蔽していたのならその報いはあると警告したが、世界的な感染に見舞わえている現在、正しい情報を世界に開示しないのは 人類を死の淵に追いやる行為である。
日本における感染情報がおかしいと世界中から疑問視されてきた。事実日本政府のやり方は中途半端なお役所仕事で、科学的根拠を全く無視する決定を選択してきた。オリンピック延期が決定された途端に増え始めた感染者数。それでも尚、医療崩壊を招くという理由でPCR検査数は横ばいを続ける。


現場のPCR検査技師はその使命感から無理な仕事量を続けて疲労困憊している。検査師を増やそうという努力はしない政府に医師会は反発を強めている。民間委託は形式だけで実質的にはほとんど稼働していない。

世界各国を見回して、先進国の中で必要な感染検査体制をとろうとしていないのは日本だけではないか。日本政府は医療後進国と言われても仕方ないぐらいのいい加減な緊急事態宣言をして恥ずかしくないのであろうか。


ロシアではウイルスの検体採取は自分でやる方法をとっているし、ドラブスルーで効率よく検体採取している国も多い。

そもそも、PCR検査で一番難しいのは最後の写真判定であるという。これだけをPCR検査技師に任せればいいのであって、途中の段階はその難易度に応じて分業すればいいのではないか。

ボッシュ社は新型コロナウイルスの2時間半以内に結果が判明する自動検査システムを開発。その検査は95%以上の精度で結果を提供出来るという。布マスクを作る466億円もあれば、導入できるのではないか。WHOには50億円拠出したとか。


日本臨床衛生検査技師会が認定している認定臨床染色体遺伝子検査師(遺伝子分野)は全国に54人(2020年4月現在)であるとしている。このたった54人の人達が、現在PCR検査をしているのか。ちょっと信じられないが、PCR検査師の人数をNETで探しもはっきりしたことがわからない。。日本臨床衛生検査技師会の会員数は約6万6千人。同会によると全体の7割ほどが登録している。このうち、PCR検査ができるのは1割ほどとされるので、6600人という事になるが、このうち何人が現在PCR検査に従事しているのか知りたい。

厚生省は毎日の感染者数は検査数とともに発表すべきではないか。正確な情報がなければデーターからこれからの方針を出すことができないはずである。方向指示器のない日本号という船に乗った国民は不安である。PCR検査を必要なだけするつもりはないという方針を出した日本政府は、科学に背を向けて政治的配慮のみを優先する独裁国家であると言われても仕方ないのではないか。