一人暮らしの高齢者は、コロナ感染を恐れて自宅に引きこもっている。毎日、テレビでコロナによる死者数をみては自分のことのように思い、ますます恐怖感を募らせるのである。

老人会もデイケアもお休み、買い物も宅配を利用、行院に行くのも最低にしてじっと自宅に引きこもって息を潜めて暮らしている高齢者のことはテレビのニュースにもならない。


特に、80才以上で持病でも抱えていると、コロナの感染は死に直結すると信じ込んでしまう傾向にあるらしい。遠くに離れた家族が毎日心配して電話をかけてくるが、日を追うごとに様子がおかしくなっていく。ついに家を訪問した家族や老人会の世話役の方たちが、うつ状態になっている高齢者を見つける事態があちこちで起こっているという。

若い人でも、人間大好き人間にとってはNETによるコンタクトだけでは精神の健康は保てないという。一人で自宅に閉じこもっていても平気な人は非常に少ない。一人仕事に慣れているワタシですら、不安になる時がある。2メートル離れていても人はお互いに顔を合わせて話をしたり食事をすることによって精神のバランスを保っているのである。コロナは人の体だけではなく心の健康までもおかしているのである。

家に閉じこもっている人たちは、お茶を持ってマスクをけかけて散歩にでよう。帽子をかぶって、スマホも持って。それでも心配ならアルコールや除菌ティッシュも。それでも不安ならアマビエのお守りを持っていこう。