スーパーで胡瓜や茄子の詰め合わせの格安袋入りを売っていたので、切り刻んでしまえば皆同じなのでよくも見ないで買って帰った。


ビニール袋の上から見ていただけだと、単になすびの大きさが不揃いだけのように見えていたが、袋を開いてみたら奇形果であった。


ナスは、1つの花に雌しべと雄しべが一緒になっているタイプなので、
受粉は風などによって自然に行われ、受粉不良というのは余りない。


天狗の鼻のようになったものは「天狗なす」と呼ばれる。
このようにナスの実に突起ができる原因は、花芽形成時の異常であり、極端な高温や低温、乾燥に当たることによって、奇形果が発生しやすくなる。この他のストレス要因としては、急激な多湿や、肥料過多などもそのうちの一つである。


奇形果であっても食べることには何ら差し支えはない。


しかし、一つの袋にこのような茄子ばかりを詰め込んだ農家の人のユーモアと言うかいたずら心を想像するとおかしくてならない。

勿論、茄子たちの悲鳴もなんのその切り刻んで麻婆茄子にして美味しく頂いた。