紀元前200年から中国の生薬「枸杞葉」のお茶を飲んでみる。
今までは、枸杞と言えば身を食べるものと思いこんでいた。クコの実をNET検索して、意外な効能について初めて知った。
乾燥させた枸杞の果実・根皮・葉は、それぞれ枸杞子(クコシ)・地骨皮(ジコツヒ)・枸杞葉(クコヨウ)と呼ばれ、生薬として重宝されてきた。要するに根から葉まで利用できるのである。
クコの根が骨に似ているため、根皮は生薬名で地骨子(ジコツヒ)と呼ばれるようになった。
枸杞は中国原産のナス科の落葉灌木で、日本、中国、朝鮮半島、台灣、その他東南アジア各地にぶ分布、自生している。挿し木でもよく活着する。ーー庭に挿し木してみたくなる。
枸杞葉は、中国では紀元前200年から、日本では平安時代から繁用されてきた野草である。
迷った挙げ句、山本漢方製薬の枸杞葉のお茶を買ってみた。
枸杞葉の他に烏龍茶と甘草を用いて飲みやすくしてある。
急須で出してもいいし、煎じてもアイスでもいい。
袋から出してみる。
葉も細かい茎も細かく刻んである。
今回は急須でお茶を出してみる。ノンカフェインなので夜でも飲むことができる。
美味しいとまでは行かないが、香ばしく癖がなく飲みやすいお茶である。
枸杞葉の効能としては、
・肝機能を高める(ベタイン)
・疲労回復(ビタミンB1)
・コレステロールを下げる(β-シトステロール)
・眼精疲労や眼病を予防ー視力低下や白内障、緑内障などの予防(ゼアキサンチン)
・血流を改善ー動脈硬化を予防・腰痛の改善(ルチン、ヘスペリジンなどのフラボノイド)
・老化・癌の予防(クコタンニン)
霊験あらたかな枸杞葉のお茶である。