生木耳(なまきくらげ)は海藻でもクラゲの仲間でもない!茸である。
工務店の社長が、「きくらげていうクラゲはどんなものか見たことがない。」と言うので、驚いた。この話を息子にすると、息子もきくらげというのは、乾燥したものしか見たことがないので何かよくわからないと言う。
こりゃ大変と思って生木耳(なまきくらげ)を探す。運良く、イオンのスーパーに売っていた。
きくらげは、海のクラゲの仲間ではなく、きのこの仲間である。椎茸と同じようにして人工栽培している。きくらげは椎茸のような軸がないのでよく海藻と間違われるというが、クラゲの仲間だと思う人もいるとは本当にびっくりした。
きくらげは、塩もみして水でよく洗い流し、そのまま刻んで酢の物にできる。このへんが椎茸と異なる。
きゅうりと人参と大根と一緒に酢の物にする。
黒ごまをかけた上に、少しごま油も加えると中華風の酢の物になる。次は生白木耳(なましろきくらげ)の料理を作って息子に食べさせよう。
木耳は、木の耳と書く様に、広葉樹のニワトコ、ケヤキなどの倒木や枯枝に生えている。大きなものになると10センチ位もある肉厚の茸である。乾燥キクラゲは99%が輸入者であるが、生キクラゲは鹿児島、新潟、北海道などで作られている。
【きくらげの効用として】
・β-グルカンは免疫力向上。
・ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける。
・鉄分やカリウムなどのミネラルが豊富。
・不溶性食物繊維は腸を刺激することで蠕動運動を促す働きや、腸内の有害物質を吸着して腸を掃除してくれる。