東京都医師会の尾崎治夫会長が2020年7月30日(木曜日)に記者会見を開いたが、久しぶりにはっきり物を言う人の意見を聞いて胸がスッキリした。安倍首相の忖度取り巻きお友達のむにゃむにゃ発言は聞いているだけで気分が落ち込む。「安倍様には忖度したいが、自身に火の粉がかかるのも嫌だし・・・・、何よりも科学的に正しいことはよくわかっているけれど・・・、政治的にそれを言っちゃお終いよ・・・」なんて思いながら、言い訳めいたような、どうでもいいことをムニャムニャと時間の限り繰り返しているのを聞いていて、未来に希望の灯を見出す人がいるのだろうか。

この尾崎会長は声が大きいし発音もはっきりして聞きやすいし、要点だけをわかりやすく説明してくれた。その上、ユーモアのセンスもある。30日の会見に先立ち、『「アイボに、「これ以上国の無策の中、感染者が増えるのは我慢できない。言いたいことを明日の記者会見でぶちまけていいか」と尋ねたら、「どんどんやれ」と言われたので、ピース・サインで返しました。明日の15:00からの東京都医師会の記者会見、注目してください」』と、予告したという。

ただ当日の記者会見をライブで見ていたら、「エピセンター」という言葉が出てきたが、知っていて当たり前というように何も説明してくれない。こんな英語聞いたことがない。小池都知事の横文字病に感染した?

兎に角、慌てて検索。エピセンターとは、「震源地の真上、即ち、震央のこと。」
地震で言うなら、震源地のマグニチュードと、実際の地上で体感する震度の違いのようなものであろう。
エピセンターは、2次元で拡がってゆく元の中心のこと。今回の新型コロナ感染で言うなら、東京は感染のエピセンターである。


「無症状者を含めた感染者の積極的隔離」を強く要請した。
東京都医師会の尾崎会長の主張は『「無症状者を含めた感染者の積極的隔離」を徹底させるためにも法的措置を講じなくてはならない。法的措置を講じるためには、経済的保証を政府はするべきで、政府は直ちに国会を開いて特別措置法の改正をやるべきである。』という内容であった。一言で言えば『法的拘束力ある休業要請』ということになる。自粛とかお願いを繰り返していても、コロナ感染のエピセンターからの拡がりを食い止めることは出来ないというのである。もっともである。偉いぞアイボ!その上、この記者会見の後に、東京都の感染数は、過去最高の367人という発表が速報で流れた。