雀蜂に刺されて以来、エピペンを持ち歩く身となっいた。
しかし、毎年少しずつアレルギーの程度が低くなってくるという。今年、アレルギー検査を受けたらマアイナスになっていてやれあれであった。しかし、アレルギー体質の私は今後とも薬に対してのアレルギーもあるので一応携帯することにしている。


アナフィラキシーは原因物質(抗原)が再び生体に接触することで引き起こされる免疫学的機序による全身的なアレルギー反応である。原因物質となるものには、食物、ハチ毒、薬品などがある。

アナフィラキシーの症状には多尿、呼吸困難(呼吸促迫)、低血圧、脳炎、失神、意識不明、蕁麻疹、紅潮、流涙(血管性浮腫やストレスによる)、嘔吐、掻痒、下痢、腹痛、不安、血管性の浮腫(口唇、顔面、首、咽喉の腫脹などがある。

アナフィラキシーショックの前駆症状として悪寒や戦慄がみられる。

アナフィラキシーの症状として、程度によって軽症、中等症、重症に分かれるが、重症に於いては、エピペン(自己注射剤)を速やかに使用するとよい。


エピペンの成分は、アドレナリン(エピネフリン)で、0.15 mg製剤と0.3 mg製剤がある。渡しの場合は後者である。

アドレナリンには気管支を広げる作用や心臓の機能を増強して血圧を上昇させてショック症状を改善する作用がある。


エピペンには有効使用期限があり、約1年である。保険が適用されるとはいえ安い薬ではない。


箱の中には、必要なものが入っているので注意をして捨てないようにしなければならない。
使用しなかった場合は容器ごと返却する。


本剤の他に練習用の注射が入っている。


太ももの外側に垂直に刺す練習をする。練習用なので針はないので痛くはない。


こちらが本剤のエピペンである。


本剤のエピペン。自分で注射するのはかなり怖いが、幸いにもまだ実際に注射したことはない。スズメバチのいそうな場所には絶対に近づかない様にしていた。今ではスズメバチについてかなり詳しい知識があるが、当時は全く知識も無く、近くに人家も無い様な場所で途方にくれたものである。


外出用のバックの中には何時もこのエピペンを入れて持ち歩いていた。一度思わぬ場所でスズメバチに出くわせてビビってしまった。最初、手の中指を刺されたときは倍ほどに腫れ上がり、腕の付け根まで激痛に襲われパニクってしまった。後で病院に行って飲み薬と塗り薬をもらって検査もした結果、エピペンを持つ身となったのである。

しかし、6年たった現在、やっと抗体反応がマイナスになって一安心である。