近頃、怪しげな勧誘や人たちが玄関先に現れる。先日も、「イオ光の者なんですが、重要なお知らせがあるので玄関先まで来ていただけませんか。」と、玄関ブザーを押して丁寧な口調で頼んできた。普通はインターフォンでしか相手はしないのだが、たまたま玄関にいたのでチェーンを掛けたままドアを10センチぐらい開いて覗いてみたら、30前後の男性が立っていて「来月イオ光の工事をするので都合のいい日に立ち会いをお願いします。」ということであった。

 

 

何の工事かと聴いたら、回。線の速度を上げる工事だという。念の為、身分証を見せてほしいというと、首からぶら下げたカードを見せたので、よく見ると代理店と書かれているので、怪しいと思い、その工事は無料なのかと尋ねると、それには答えず、説明書を出してくどくど説明を始めた。

この時点でドアを閉めるべきかどうか迷ったが、一体こやつは何者と思って「こんなものだけで承諾できない。印刷なんてパソコンが有れば誰でもできる。」と言うと、今度は名刺を出してきた。

その名刺、ペラペラの簡易印刷でできたしろもの。

 

急激に怒ったように「我社はイオ光の100%の出資会社なんですよ。」という。それで、「言うだけなら誰でも言える。どうして証明するのか。その立ち会いって、絶対必要なの?」ときくと、またしても私の問には答えず、外の説明を始めた。

 

「ゲームなんかの速度が遅くて苛ついたことはありませんか。」というようなことを聴いてくるので、「私の質問に答えてほしい。」としつこく言うと、遂に態度も口調もころっと変わって急にタメ口になって、「あんたとこ一軒に時間をさいていられないんよ。うちも忙しんだから。」と言ってにらみつけるようにして去っていった。

この代理店をNET検索してみたら一応出てきたが、イオ光の100%出資会社ではない。結局、回線を速くする申込みをしたことにして工事を進めて代金をとりたかったのだろうか。

録音もしていなかったので警察に行くわけにも行かないが、悪質な勧誘とは言える。玄関先までとしつこくいう場合は要注意である。相手が100%何者かがわかるまで玄関のドアは開けるべきではない。