節分が今年は2月2日だったなんて…愚痴りながら五色豆を食べていると鬼が笑う。
節分は2月3日だと思い込んでいた。なんと今年は2月2日だったという。124年ぶりのことらしいが、そんな昔のことは知らん。生まれてもいない。
息子に豆まきをしようと言って、「残念でした。節分は終わったので鬼も帰ったわ。」の返事に最初は理解不能だったが、よくよく聞いてみてがっくり来た。今年はコロナを鬼に見立てて「コロナ外!」とやりたかったのに・・・・ぶつぶつぶつ・・・。
青鬼「ママにゃんは馬鹿なのか。いつも偉そうなことを言っていながら、1年は太陽暦では365.2422日となるのを知らんのかね。俺たちにとっては、年一回の豆のかき入れ時だから大切な日なんだなあ。」
赤鬼「そうそう、節分は季節を分けるとと書くんだよん。立春の一日前を特に節分と言っているのは、立春が太陰太陽暦(旧暦)の正月に近く、年の変わり目の意味合いが強いからなんよね。こんなことは鬼の常識だよん。」
青鬼「ママにゃん、今年はコロナを追い出すといって張り切って豆買い込んでたのに残念だったよな。」
赤鬼「俺んちなんか、今か今かと豆を撒くのを待っていたのに、パラっともないもんなあ。」
青鬼「ママにゃん、毎年、自分用に上等な五色豆を買っているんだよん。」
赤鬼「俺たちこんな美味しそうな豆を撒いてもらったことないんだわ。」
青鬼「鰯の頭も信心からとはよく言ったもんだ。俺たちがイワシのにおいが臭いから逃げるとか。こんないい加減なこと誰が言ったのやら。」
赤鬼「メザシだろうか縮緬雑魚だろうが、俺たちは大好きだよん。節分になると柊の垣根にイワシの頭を刺しておいてくれるのがうれしかったなあ。今では巻きずしの丸カブリなんかして俺たちにはなーんもくれない。だんだん節分も世知辛くなってきたもんだ。」
ママにゃん「誰がそんなこと決めたんだ。節分は2月3日と決まってるんだ。鬼の中にはきっと2月3日だと思い込んでいるのもいるかもしれない。・・・・うん、確かにいるはず。今からでも遅くはないかも!」
ママにゃんが時計を見れば、な・何と夜中の12時を過ぎて2月24日になってしまっている。
ママにゃん「グダグダブログを書いていたからだ。「地球は回る」とか何とかという歌があったような。・・・そう、すべては地球が悪い。地球が勝手に太陽の周りを中途半端にまわっているからだ。きちっと365日で回っていたら、こんなことにはならなかったのだ。すべての責任は地球にある。しかし、地球はウンともスンともいわない。蹴とばしてやる!!」
息子「ママ、何を夜中にドスンドスンやってるのー。ウルサイ!やめろ!」