店頭で「コールラビ」の名前を見て、ユダヤ教の宗教的指導者のラビを思い浮かべたが、帰って調べてみると全く無関係で、ドイツ語を語源とした「キャベツをさすkohlとカブをさすrabi」に由来している。
キャベツのことを「甘藍、玉菜」というので、和名ではKohlrabi を直訳してカブカンラン(蕪甘藍)、キュウケイカンラン(球茎甘藍)、カブタマナ(蕪玉菜)等とと呼ばれている。


コールラビの原産地は地中海北部、アブラナ科の越年草でカブ状の茎部をたべる。触感や味はブロッコリーの茎やキャベツのシンに似ているようではあるが、もっとシャキシャキとした独特の食感と風味がある。若くて小ぶりのものの方が甘くて柔らかい。


皮が薄黄色のものと紫色のものとがあるが、皮をむくと可食部は同じ薄黄色である。
コールラビには中国とヨーロッパの品種とがあるが、中国種の方が固く、ヨーロッパ種の方が柔らかいと言われている。


外側は硬い繊維質が多いので、皮は厚めに剝いた方が良い。思いのほか外側は剥きにくい。


カブの中身だけを見ると大根と見分けがつかない。


短冊切りにしたものは、炒め物に使った。加熱するとかなり柔らかくなり食べやすい。


千切りにしたものは、そのまま生野菜とあえてサラダにした。


人参、トマト、キュウリと一緒に混ぜて、ヨーグルトとマヨネーズを混ぜたソースをかけていただく。


黄色いのはからしレンコン。コールラビの歯ごたえのあるシャキシャキ感は、他に類を見ないもので気に入った。コロナ禍で外食もできないので、せめて変わった食材を使った料理でもしてストレスを発散させている。

息子は顎がだるくなるといってぶつぶつ言っていたが、それほど噛み応えがあるものなら、食べごたえもあるのだからダイエットには向いているような気がする。