小さくて可愛い「網干メロン(マクワウリ)」は甘くておいしい。
こんなに小さなメロンを見たことがない。直径5~6センチのメロンである。まあ、メロンというよりはマクワウリに近い形をしている。
JRの茨木駅で列車を待っていると、よく「網干行き」というのがやってくるが未だ乗ったことだない。そもそも網干を「あみほし」と思っていたが駅の構内放送で「あぼし」と読むことを知った。この網干という場所をNETで調べてみると、山陽本線の姫路駅と相生駅の中間に位置する。このメロンのおかげで網干という場所がちょっと身近に感じる。
メロンの原産地は北アフリカ、中近東、東アジアといわれているが、当時のメロンは原種に近いマクワウリに近いものだったそうである。日本ではネットメロンは明治ごろから栽培され、本本格的な栽培は、大正年間である。
網干メロンは、大正期以降に播磨西部(姫路地方)で栽培が始ま網干メロンはマクワウリの一種で、直径6センチ、長さ約10センチ、重さ約150グラムと小ぶりだが、糖度は15度を超えておおよそマクワウリと言われているものの中では一番甘いのではないかと思われている。
皮は薄く剥きやすい。剥いていると、メロンの甘い香りがあたりに漂う。
二つに割ってみると、細かい種がびっしり並んでいる。この網干メロンは、皮も薄く種も細かく柔らかいので丸ごと食べることができるそうである。よく洗って輪切りにしてもよさそうである。
それでも、何時ものように種を除いて縦割りに切る。食べてみると本当に甘い。食感はちょっとざらっとしてきめは荒いが気にならない。6個で約300円だから1個50円ぐらいである。一人1個食べても安い。気楽に食べられるのもいい。
NETショッピングで調べても種しか出てこない。マクワウリの類は、家庭菜園でも気楽に作れるらしい。