治療中の歯の詰め物が、和菓子を食べていたら取れてしまった。慌てて歯医者に電話したが、予約が詰まっていてすぐに処置できないということであった。3日間待たねばならない。大変!


大きな穴が開いたままではさらに虫歯が進むのではないかと心配である。何とかしなければならない。100均のオユマルを使おうかとも思ったが、熱に弱そうなのでNETで調べてみたら、フィッティングビーズなるものが最適だと分かった。まずオユマルより熱に強くて硬そうである。アマゾンで早速一番早く届きそうなものを選んでポチる。早速あくる日大型封書で届く。10グラムというその量の少なさに驚いたが、これで十分である。約10回分ぐらいあるということが後で分かった。


使用方法を参考に器具を用意する。湯銭用の小さな鍋、ガラスの小さな器、小さなスプーン、粘土細工用のスパチュラ、ピンセット、ハサミ、手鏡、懐中電灯、脱脂綿、消毒用アルコールなどを用意する。


ビーズはほんの少しでよい。1グラムぐらいかな。湯銭にすると透明になって溶ける。


ネチャコチャしているのを小さなスプーンでかき集める。


スプーンより、大き目のスパチュラで十分である。穴の大きさから行くと写真の下の5ミリ玉ぐらいである。


柔らかいうちに噛んでみる。うまくいくようである。ちょうどの量に丸めてもう一度湯銭にして温める。穴の中を脱脂綿にアルコールを付けたもので消毒する。少しの間、口を開けたままにしてアルコールを蒸発させる。私の場合はコンプレッサーがあるので、小型のエアーノズルを付けて乾かす。その後、溶けた樹脂を押し込んで終わりである。。樹脂は小さめの方が良い。とれた歯の詰め物の大きさと比較すればどれぐらいの塊が最適であるかわかる。指も樹脂もアルコールで十分消毒する。

初めてで不安な場合はリハーサルをすればよい。


後は、食後の度に歯磨きをしてコンクールという消毒液でうがいをする。これは常備薬として置いているものである。


これで何とか3日は持つかなと安心したところで、歯医者から電話があって今すぐ来れるなら処置しますということなので急いで駆けつける。歯医者のトイレで応急処置の樹脂は外しておいた。たった1日であったけれど安心できた。