JA全農ふくれん・博多の「秋王」1個861円を食べてみた。
この秋の柿の値段の高低加減は、理解の範疇を超えていた。5個399円 の柿があるかと思うと、あくる日は1個で299円の柿が店頭に並ぶ。
柿が欲しいというというと息子がこれしかなかったと言って買ってきた800円もする柿。博多産の「秋王」。確かに値段は王である。
柿はビタミンC・カロテン・食物繊維・カリウム・ペクチン等が多く含まれ、昔から医者いらずとも言われるほど栄養価の高い果物である。
「JAふくれん」より出荷される秋王柿の産地は、主に久留米市・うきは市・飯塚市・朝倉市
八女市などで栽培されている。福岡は甘がき生産量では全国1位である。
秋王柿は富有柿×太秋柿の交配品種で完全甘柿なのに種がほとんど無くサクサクと
した食感が特徴で、糖度約17度、色はきれいな橙赤色、出荷時期は10月下旬頃から11月中旬頃まで
と期間短い甘柿である。
秋王は、大きな柿でこれは直径15センチぐらいもある。
ヘタがついている方もきれいである。
皮を剥いて試食。甘くて熟している割には、ドロッとしていないしつぶれない。甘くて今にも熟しそうなのに、歯ごたえがある不思議な柿である。
しかし、1個800円ならもう少し安い柿を選ぶ。我が家の奈良の倉庫の近くには、いつのころからか柿の木が勝手に生えてきて実をつける。小さくて種のある甘がきであるが、ただより安い物はない。カラスもよく知っていておいしい柿からつついていく。