A3キャビネットを買ったが、寸法違いで涙、涙であったが、思わぬ怪我の功名
作品の元原稿や図案原稿をA3にして保存している。長年の間に考えられない量になってきて種類も様々である。すでにその都度A3のコピー用紙が入る収納入れを買ってきたが、もっと細かく分類できる引き出しの沢山あるキャビネットを買うことにして事務用品専門のリサイクルショップっへ行った。
店員さんに希望を言って探してもらうと、ピッタリのものがあって大喜び。
A3サイズの入る引き出しの多い収納庫が見つかった。
自宅の書庫の中に入れるために丸1日かけて置くスペースを作った。二階に書庫があったため運び賃がかかったが仕方ない。
これで思う通り原稿が整理できると喜んで入れてみたが奥行きが2センチ程足りなくて入らない。
確かにA3の大きさだと言ったではないかと思い買った店の担当者に電話したら、「外寸がA3である。」と言って譲らない。疲労困憊して気分が悪くなったが、やり直す元気もない。返品しないでこれは道具と、B4とA4の原稿とそれ以下の原稿を入れるキャビネットにした。
お陰で今まで細々したものをあちこちに分けて保存してきたが、このキャビネットのおかげで奇麗に分類整理できた。
それでも、A3原稿は一体どうすればいいのか。思い出すたびがっくりする。
そこで思い立ったのがすべてのA3原稿をスキャナーで取り込んでしまうことである。最近リースしたコピー機は新型なので一括スキャンが可能なのである。試しにやってみたらあっという間に300枚ほどをスキャンしてしまった。
いつまでたってもアナログ人間の自分に苦笑しつつそれからスキャンを繰り返した。このキャビネットを返品していたら、今でもスキャンしようとは思わなかったように思う。「災い転じて福となす」とはこのことである。怪我の功名か。