うれしそうな顔をして帰ってきた息子は、手に「とち餅」の箱を持っていた。息子が言うのには、とちの実ってどんな味か食べてみたかったということである。以前に何回かとち餅を食べさせてやったが小さかったので覚えていないようであった。


栃の実を拾ったこともないし、とちの実そのものを食べたことはないので、あく抜きをしたとちの実がどのような味なのか知らない。しかし、とち餅は何度か食べたことがるので、あの独特な味わいは覚えている。


とち餅の中に小倉餡が入っているらしい。原材料名を見ると、餅自体は、とちの実ペーストと餅粉で作られている。


可愛い白い箱に入っている。とち餅の産地は栃木県だと思っていたが、栃の実が取れるところでは土産物のになっているようである。


中には子粒のお餅が10個入っている。


以前食べたとち餅とはずいぶん違っている。もう少し硬くて色合いも黄色っぽかったように思う。


食べてみると、柔らかくておいしい。一口大なのでいくらでも食べられる。ただ残念なことに、とち餅独特の風味がまるでない。とち餅の味はクリに似て栗ではない木の実の味である。NETで調べてみたが、ニガミという言い方で表されているが決してまずいニガミではない。とち餅のあの味を文字で表現することは難しい。

息子はというと、ぶすっとした顔でとち餅を食べていた。