ダイソー100均の包丁研ぎはチョコチョコっと研ぐには非常に便利。
以前に買った100均のハサミ研ぎ器が非常な優れものだったので、包丁研ぎも買ってみることにした。
構造的にはハサミ研ぎと同じであるが、果たしてこんなちゃちなもので包丁が砥げるものかいささか不安であった。
普通に砥石で研ぐときと同じで、包丁の刃は揺らしてはいけない。この場合は垂直を保たなければいけない。
砥石部分はアルミナセラミック。京セラのホームページによると「アルミナ(AL²O³)は高い電気絶縁性を持つことからエレクトロニクス分野に早くから用いられています。また優れた耐食性、耐摩耗性、機械的強度などの特性を兼ね備えているため、産業機械部品にも幅広く利用されており、ファインセラミックスの中で最も多く利用されている材料です。」ということである。
まな板に吸着部分を押し付けて動かないように固定する。
試し研ぎに歯が欠けてもいいような包丁で刃を砥いでみる。一方向に4~5回ひいて砥ぐ。
試しに野菜を切ってみるときれいに砥げていてよく切れるので、本格的に菜切り包丁を砥ぐ。
セロリを切ってみると半透明に見えるほど薄くきれいに切れる。スカッと切れるので切っている感覚がないほどである。ピーマンの重ね切りや、熟れたトマトなどもよく切れる。
料理をしていて包丁の切れが悪い時ほど気分が悪くなるものはない。かといって料理の最中に砥石を出して研ぐにはあまりに手間である。この100均のコンパクト砥石は手軽に包丁の刃をちょっとの手間で研げるので重宝である。
ただ、刃の欠けた包丁は砥げないし、砥げばこの簡易砥石はダメになるので要注意である。
何よりもこれが100円だというのが驚きである。そのうちに値上げになるかもしれないのでもう一つ買っておこうと思う。気に入ったものは必ずもう一つ予備に買っておくことにしている。