久々に行ったリサイクルショップで見つけた箸置き。一揃いが6個で300円である。これはかなりのお買い得品である。
箸置きのコレクションの大半はリサイクルショップめぐりと蚤の市で買ったものである。


縦向きが3個と横向きが3つである。箸置きと言うのは凝ったものだと1個が1000円前後のものも少なくない。

たとえリサイクルショップでも凝ったものだとこのように安いものではない。安いものでも1個100円はする。ということはこの箸置きの最低価格は600円である。


なぜこのように安いのかという理由はすぐに分かった。


たった一つ、熊の箸置きの接着が外れていただけである。こんなものは瞬間接着剤で着ければあっという間に修理できる。高級品になるとこのような物は一体型であるが、安いものはこのように接着してある。それでも1個200円ぐらいはする。

リサイクルショップにはこのようにひと手間で直せるものが沢山あるにもかかわらず、そのままにして値段を下げて売っている。店舗によってはまるでゴミの様に箱に投げ入れている店もある。もし、本当にリサイクルすることに意義を見出しているのなら、物にもう少し愛着を持ってもいいのではないかと思う。買う方ももう少し丁寧に扱ってほしい。


リサイクル品は掘り出し物を見つけるのが楽しみだから、ゴミ山のように積み上げていた方が客を引き付けるのだと思う店はがあるとするなら、それは間違っていると思う。ものを大切にする気持ちからリサイクルショップが始まっている。ホコリまみれの商品や袋に詰め込んで一袋で売ろうとするのも良くない。ほしいものを一つ買いたいのにいらないものまで押し付けるのはよくない。最近のリサイクルショップのやり方には少々首をかしげたくなるような傾向がある。

それと、商品の値段の付け方であるが、物の値打ちというものが分からない人が値段をいい加減につけるのも良くない。

若いころから骨董品店めぐりや蚤の市に通っていたので、自分で言うのもおかしいが物を見る目はあるつもりである。その上普通の商品の値段を覚えるのも得意である。そのせいで、随分、リサイクルショップでは掘り出し物を買ってきた。しかし、最近のリサイクルショップは、見様によってはノミの市というよりはゴミの市の様になっている。もう少し、魅力ある店にしてほしいものである。