旧統一教会は霊感商法や正体を隠した勧誘といったような社会問題化する教団活動を行っており、献身や布教の強要なども要求され、祝福献金の金額は常識を逸した額で生活自体が崩壊することもある。


次の記事からも分かるように、旧統一教会はカルト的である。公安部は統一教会を法治国家を脅かすカルト教団だと見ていたならなぜもっと追求しなかったのだろうか。上層部からの圧力によってそれ以上踏み込めなかったのか。

【デイリー新潮】より
警視庁公安部が作成した捜査資料の存在が明らかになった。そこには、統一教会関係者の個人情報と併せ、関係が疑われる政治家の名前も記載されており、現職議員の名前も……。
この捜査ファイルには、約2万6千人に及ぶ統一教会関係者の名前がずらっと並び、職歴や勤務先、教団内での地位などが細かく記載されている。公安部は統一教会について、法治国家を脅かすカルト教団だと見ていたため、こうしたリストを作成していたのである。
このファイルを精査すると、1995年に都内のホテルで行われた、統一教会幹部・朴普煕(パクポヒ)が開いたイベント「朴普煕博士『希望の日』晩餐会」に招かれた政治家の名前が記されているのだ。


また、以下の記事からも、安倍氏が統一教会との関係を隠しもせず統一教会の関連団体のイベントにビデオメッセージを送っていたことは一体どのように解釈すべきなのか。日本を韓国の支配下に置くことを目標にしていた統一教会の主義には目をつぶっても、自民党は選挙の票と支援スタッフが欲しかったようである。統一教会の約7割が日本から出た巨額のお金だと言われている。そのお金は日本から韓国を経て世界中の支部の活動資金になっているようだ。

【JB Press】より
統一教会の関連団体のイベントに安倍氏がビデオメッセージを送っていた。昨年9月のことだ。そこで安倍氏ははっきりと、こう言っている。
「韓鶴子総裁をはじめ、皆さまに敬意を表します」

「選挙で誰が統一教会の支援を受けるかは、安倍さんの一存で決まるといわれていました」
と自民党のベテラン秘書。

「教会の組織票は約8万票といわれています。ただ、衆院選では1選挙区あたりの統一教会の票数はそれほどでもないので、参院の全国比例でその組織力が発揮されます。どの候補を応援するかは、安倍さんの意向がかなり反映される。落選しそうな意中の候補がいれば、安倍さんから“彼を頼む”といった具合です」

実際、過去に統一教会系の団体から推薦を受けた元議員はこう語る。
「推薦を受けるにあたって団体のトップと面談をします。そこでは、不倫スキャンダルや金銭トラブルがないことが条件で、さらに安倍元総理が応援している候補であれば、ほぼ確実に支援してもらうことができます。選挙の直前になると、統一教会系の施設で泊りがけの研修を行います。自分の場合は妻同伴で2泊3日でした」

カルト宗教に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏によれば、「議員側が統一教会の支援を受けるメリットの一つはこのマンパワーです。候補者は選挙の時の支援スタッフや事務所スタッフを賄える。」

「統一教会が政治家と付き合うメリットは、内部統制の意味合いが強いと思います。信者の中には霊感商法や過度の献金などで教団に不信感を抱いている人もいる。そこで名のある政治家がメッセージを寄せれば、教団への信頼を担保することができるのです。」


政治家というのは、国のために国民の代表として法律を作る存在だと思っていた。統一教会からの票と引き換えに彼らは何を売り渡したのか。政治家としてのプライドか、愛国心か。日本国民を裏切った彼らが、二度と日本の政治に関与しないことを望む。

7月は、ほとんどの時間を、統一教会の記事を読むことに費やしていたように思う。以前は合同結婚式には驚いたが特に興味はひかれなかったので、統一教会については全くと言ってもいいほど知らなかった。それが今では、講釈ができるほど色んな事を知ってしまった。こんなカルトのような集団が日本を食い物にして蔓延しているとは何という恐ろしい事か。統一教会は日本国中に正体を隠して増殖しているのである。

そう言えば、私の周りでも統一教会員の人が2人いたが、二人とも優しそうな上品な中年の女性であった。一方は家の預金を持って行方不明になって家族が探し回っていたし、もう一方は、例の合同結婚式に参加して周りの人を驚かせた。詳しいことは家族たちが気の毒で書けない。

日本の政界に入り込んで日本の国政を牛耳るところまで行っているのではないかと思うとぞっとする。日本の平和ボケはこんなところでも発揮されたわけである。いまもし、自民党主導のもとに憲法が改正されるとすれば、そこには統一教会の意図がいかほど作用しているかもしれないと思うと不安になる。統一教会名の変更についても普通なら3年ほどもかかるところを、たった2週間で許可されたのである。
今後、公職についている人は自分が統一教会員ではないことを積極的に証明しなければならなくなるのではないか。江戸時代にはキリスト教徒を弾圧するために踏み絵というものがあったが、統一教会自体が身分を隠せと積極的に推奨しているので、踏み絵は無理かもしれない。

それよりも、この際、宗教法人でも普通の事業法人としてすべてに税金をかけるべきで、お金の流れを明確にすべきである。寄付とか喜捨にも税金をかけて贈与税や取得税を納めるようにすれば、日本から海外へ出ていくお金は減るはずであるし、裁判もしやすくなる。オレオレ詐欺だけではなく、宗教詐欺もあることをメディアを通じて広く注意を呼び掛けるべきである。

プロの詐欺にかかれば、自分が詐欺られていることすら自覚がないということである。その典型が、宗教詐欺である。
統一教会がカモにするのは、専業主婦で生活に困っていなくてそこそこの学校も出ていて病気ではなく、既にほかの宗教にはまっていない人である。更には、ほっそりしていれば勧誘員としても使えるので、狙われる。男性の場合は健康で有名大学を出ていることで将来、幹部候補生として訓練可能な人であるのが条件らしい。

オウム真理教は、この統一教会に比べるとかなり単細胞的だったと言わざるを得ない。その点、統一教会は狡猾で緻密である。その統一教会の手口をよく知っておくことこそ、一番の予防である。アンケート、占い、研究会にはくれぐれも注意することで相手になってはいけない。

それから、宗教にはまりやすい人の特性としては、コンプレックスがある事、自信がない事、いつも不安がある事、依頼心が強い事、寂しがり屋である事などがあげられる。人間らしい特徴ともいえるこれらの隙間に付け込んで入り込んでくるのである。毎日朝から晩まで繰り返し同じことを言われると大抵の人はギブアップして陥落するらしい。研修とか合宿とはそのためにあるといわれる。

カルト宗教は人を救うのではなく人の心を操り精神的奴隷にして利用することを目的にしている。