湿度計が動かなくなってしまった。早速我が家の電気屋さん(次男)のところに持って行く。


あっという間に分解して、パソコンで何やら調べている。


いくつかゴニョゴニョやっていて、「この湿度センサーは壊れている。湿度計は上等なものを買わないとこのセンサー部分のパーツがぼろだからすぐダメになる。」と言う。そして湿度センサーの部分の説明を始めた。

何とオムツに使われている高分子ポリマーが水分を吸って膨らんだり縮んだりする原理を使っていると知ってエーッという驚き。このセンサー部分にホコリが溜まって反応しない時もあるとか。

上手く説明できないのでNETで検索した次のサイトの説明をあげておく。

<b><a href=”https://www.daiichi-kagaku.co.jp/blog/labo/?p=603&doing_wp_cron=1662277689.1523370742797851562500&#8243; target=”_blank”>湿度を極める!その2の1・・・湿度センサの種類と選び方 | 温度×湿度×圧力=</a></b>


「湿度センサを大きく分けると高分子抵抗式(左)と高分子静電容量式(右)の2種類に分類されます。
現在、世界的に主流なのは高分子静電容量式になっていますが、
シェアは少しだけ少ないですが高分子抵抗式にも優れた特性があります。

共に湿分を吸湿、脱湿する感湿材を使用し、電極間を橋渡ししている構造になっています。

その電気信号を電気抵抗で捉えるのが高分子抵抗式湿度センサ。
その電気信号を電気容量で捉えるのが高分子静電容量式湿度センサなのです。

【電気抵抗式】
・構造が簡単で、大量生産ができ、また、比較的安価である。
・電気抵抗を測定するためにノイズに強い。その為にセンサ部を
小型化する事ができ、センサケーブルも細くすることが可能。
・原理上10~20%以下が測定が出来ない。

【静電容量式】
・応答速度が早い。
・高温・低温度域での使用が可能。
・低湿度測定に優れる。
・静電容量を測定するためノイズに弱い。したがってシールド性が必要で
ケーブルなども太い。」



我が家の湿度センサーは「高分子抵抗式湿度センサ」である。息子の話だと湿度センサー部分だけを売っているそうである。我が家のセンサーの値段は100円前後ということである。

ドライ・ウェットを電気信号にする湿度センサ|電気と磁気の?館|TDK Techno Magazine

レオナルド・ダ・ビンチってなんでも考えるのだな。感心するのを通り越してショッキングである。天才というのはこんな人のことを言うのだろう。


これが高分子抵抗式湿度計の詳しい全回路。レオナルド・ダ・ビンチが生きていたらこれを見て何というだろうか。総合能力の高い彼はきっと科学者になって分野を超えて色んなものを発明していたことだろう。