狸の置物はほとんど雄の狸であるという事実は、「金玉」にその根拠がある。
近くの飲み屋さんのショウウインドウに立派な狸の置物がある。なかなかの狸なのでスマホで画像を撮った。
近頃のプーチンは、一時の精悍さはなく何となくタヌキに似てきた。以前は狐に似ていたのに、今ではタヌキおやじになってしまったプーチン。
政治家を見ていると、狐か狸に憑依されているような気がする。
PCに画像を取り込んで見ていたら
「たんたんたぬきの金玉は
風にふかれてぶーらぶら
それをみていた○○○は
・・・・・・・・・」
という歌が急に頭に浮かんできて苦笑してしまった。
で、NET検索すると、このざれ唄の元唄は、童謡・唱歌の「夏は来ぬ」(作詞:佐々木信綱,作曲:小山作之助)ということで、この曲の元になったのはアメリカの新聖歌であるというから驚きである。
信楽焼の狸の置物のほとんどは雄狸である。オスでないと金玉はないからである。
メスの狸の置物もあるが、何となく、ありがたみが希薄である。
「狸の金玉」という言葉は、擬人化されたタヌキの代名詞として巨大な金玉が描写されることが多い。
浮世絵のテーマにも狸の金玉が取り上げられ、その表現は誇張されて描かれることが多い。
大きく広がった物を意味する「狸の金玉 八畳敷き」という慣用句も存在する。これは金箔を製造する際、タヌキの陰嚢の皮を使用すると1匁(3.75グラム)の金から畳8畳分の金箔が得られるという俗説に由来すると言われているそうである。
狸の置物のありがたい「狸八相縁喜」も作られた。ここでも、「金袋」は金運と結び付けられなくてはならないものであるあるから、メス狸では様にならないのである。
狸の置物は、右手に徳利、左手に大福帳を持っている。
大福帳とは、商家で日々の売買の勘定を記入した元帳(もとちょう)。半紙を細長く二つ折りにして横にとじた分厚い帳面。項目を分けずに取引の順に棒書きにするのが普通。
昔はお酒を買う際にツケにすることもあり、お客様との信頼関係が今以上に重要だった 。この狸もお酒を買うのにツケで買うため大福帳を持っているのである。
可愛いタヌキ
ちょっと怖いタヌキ
元森首相に似ていないかな?
この大きなタヌキは狸家分福(たぬきやぶんぷく)と言ううどん屋さんである。信楽名物の店でもある。
所在地: 〒529-1831 滋賀県甲賀市信楽町西459
【料理メニュー】
・ 名物の狸うどん(温・冷) 800円
・ 分福うどん 900円 当店オリジナル! …
・ 鶏なんばうどん 950円 …
・肉うどん 1,000円 …
・天ころ/冷天ころ 1,000円 …
・黒豚カレーうどん 1,050円 …
・天ぷらうどん 800円 …
・小エビかき揚げうどん 950円
ここが入り口。中にはタヌキの置物が飾ってあったり、温泉の足湯なんかもあるらしい。
行ってみたいなあ。