菜花(なばな)と菜の花(なのはな)の違いを初めて知った。
スーパーで売られている「菜の花」と書かれた野菜と「菜花」と書かれた野菜とは同じものだと思っていた。単に、「の」が付いているかいないかだけで読みも「なのはな」と読むのだと思っていた。しかし、そうではなかった。
そのキッカケは、「冬ナ」と書かれた野菜を見つけたことから始まる。「冬ナ」とは一体どのような新種の野菜かと思ってNETで検索してみたところ、「冬のソナタ」ばかりが出てくる。それで、「ふゆな」ではなく、「とうな」で調べてみたところ「冬菜」とはアブラナ科の野菜で、冬に栽培する葉菜類の事を総称して言います。 小松菜や油菜など冬季に出回る葉物野菜のことを言います。」と出てきた。また、「冬菜の正体は?小松菜と同じアブラナ科の仲間です。春に花が上がってくる茎、いわゆる若い「とう」の部分を食べるのでこの名がついたともいわれます。」とも書かれていた。
このへんで、「菜の花」「菜花」「油菜」とい言葉は同じものではないようだと気が付いた。
次のサイトが一番わかりやすく書いてあったので引用したい。
菜花と菜の花の違い!そもそも菜の花ってなんの花? | 違いはねっと
「菜の花」は、アブラナ科の花の総称で、「菜花」は、葉物野菜で、4月中旬~下旬にかけて、黄色い花をさかす、油も取れる品種改良された野菜のこと。そこで、「菜花」は「菜の花」の種類の内の一つになるわけである。」
「早春の風物詩である菜の花ですが、冬に咲く菜の花は珍しくないのです。真冬でも更に多くのアブラナが咲いています。花の直下から段々になって並ぶ長い莢が、むかし菜種油を搾り採っていた果実。幅の広い披針形の葉や開花前の蕾を、ひたし物や和え物として食べるのが一般的です
現在栽培されているほとんどのアブラナは明治以降渡来したセイヨウアブラナ。それ以前に栽培されていた油菜(在来菜種)とは種類が違います。 春を代表する観賞用の切り花として人気の園芸品種はセイヨウアブラナ。茎は直立し、上部で枝分かれをするゴージャスな洋花なのです。
セイヨウアブラナは、養蜂家にとっても大切な植物。真冬や早春、ミツバチが花蜜を収集できる数少ない植物なのです。」
「菜花の辛味はイソチオシアネートという成分によるもので、強い抗酸化作用があり、免疫力を高め、がんを予防する効果も期待されている。又、菜花はビタミンCも豊富で可食部100gあたり130mgも含まれている。その他にも葉酸、鉄、カルシウム、カリウムなども含まれている。」
ということで野菜の少ない冬から春にかけての葉物である「菜の花」について得た知識であった。