今年は鳥インフルエンザが国内で異例のスピードで広がっている。特に青森では137万羽という数である。
感染した鶏もしていない鶏もすべて殺傷処分にする。


大量の殺傷された鶏を見てこれを食べることはできないのかという疑問がわく人は多い。しかし調べてみると加熱さえすれば大丈夫だと言ことである。
国の食品安全委員会によると、「鶏肉や卵を食べても感染しないとする理由は大きく二つ。一つはウイルスは酸に弱く、胃酸で死滅すると考えられているため。もう一つは、ウイルスが結合する細胞表面の「受容体」が人と鳥では異なるためだ。
感染した鶏が産んだたまごをたまごかけご飯で食べても大丈夫かという問題に対しては、万が一、たまごにウイルスが入っていたとしても、人に感染を起こす程のウイルス量ではない。 また、産んでから皆さんの口に入るまでにウイルスは死滅している。 子供にも安心であり、たまごかけご飯は全く心配いらない。」
食品中に万一ウイルスが存在していたとしても、食品全体の温度が70度以上になるように加熱すれば、感染する力は失われるという


なに故に鳥インフルエンザを重要視するのかというと、鳥インフルに感染した鶏に人が濃厚接触した場合、稀に感染し、高い死亡率の症状を呈するからである。鳥インフルに感染した人から人への感染もウイルスの変異により濃厚接触で起こりうる。これが怖いのである。

「鳥インフルエンザウイルスは、自然界においてはカモ類などの水鳥を中心とした鳥類が腸内に保有しています。
鳥インフルエンザのなかでも、ニワトリに感染させた場合に、高率に死亡させてしまうようなものを高病原性鳥インフルエンザといいます。
鳥インフルエンザウイルスは、通常ヒトには感染しませんが、感染した鳥に触れる等、濃厚接触をした場合などにきわめて稀に感染します。ヒトが感染した場合、1~10日の症状のない期間があった後、高熱、咳などの症状を示します。急激に全身の臓器が異常な状態になり、死亡することもあります。(致死率53%と高いため慎重な対策がとられている)
鳥インフルエンザ=新型インフルエンザではありません。
鳥インフルエンザは、一般的に鳥類がかかる病気です。ヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染することはありますが、その患者から別のヒトに病気がうつることは、通常ありません。
しかし、ウイルスが特殊な遺伝子変異※を起こしてヒトからヒトへと感染する能力を獲得し、ヒト-ヒト間で持続的な感染が起こるようになった場合、新型インフルエンザと呼ばれるようになります。
今までのところ、鳥インフルエンザウイルスが新型インフルエンザウイルスとなったことはありません。(一部、家族間などで感染が疑われる事例あり)

鳥インフルエンザウイルスが新型インフルエンザウイルスになる仕組みは、2つあります。ひとつは、鳥インフルエンザウイルスがヒトや鳥類の体内で変異し、ヒトからヒトへ感染する新しいインフルエンザウイルスになることです。もうひとつは、ヒトや豚に、ヒトのインフルエンザウイルスと鳥インフルエンザウイルスが同時に感染し、それぞれが混ざり合って、ヒトからヒトへ感染する新しいインフルエンザウイルスになることです。」

感染した鶏などと濃密に接触する環境にある場合、粉末状のふんなどを通じて大量のウイルスを吸い込むと、ごくまれに感染する場合がある。海外では人から人に鳥インフルエンザが感染した例もある。ただ、国内では防疫措置や施設の消毒が徹底されており、通常の生活では人が感染する可能性は低いとされている。
また、鳥インフルエンザウイルスがヒトからヒトに感染するのはきわめて稀であり、感染の事例は、患者の介護等のため長時間にわたって患者と濃厚な接触のあった家族等の範囲に限られている。
なお、これまで、鶏肉や鶏卵を食べることによってヒトに感染したという事例の報告はない。

私たちが普段口にしている国産の鶏卵は次亜塩素酸ナトリウムなどを含む水で洗われ、消毒されている。同じく国産の鶏肉は食鳥処理場で生体検査が行われ、病気の疑いがある鶏肉は食用にされない。

しかし、災難は、ありの一穴から起こる。いくら慎重に対処してもし過ぎることはないのである。


日本石灰協会・日本石灰工業組合
「高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された場合、発生後直ちに発生養鶏場を中心として最大半径30Kmの範囲内を移動制限地域・搬出制限区域とされ、家きん、卵、機材、飼料、排せつ物、病原体拡散の可能性のある物品の移動禁止、搬出制限、区域外への移動及び区域外への搬出が禁止されます。そして発生養鶏場では患畜の殺処分、鶏舎並びに関連施設の完全消毒が実施されます。
国の高病原性インフルエンザ防疫マニュアルにより死体は焼却、埋却及び消毒するよう指導されます。殺処分後、直ちに焼却又は埋却が行えない場合は、死体を消毒することとあります。汚染物品{①家きんの部分(肉、骨、臓器、羽毛)②家きんの生産物(卵)③家きんの排せつ物(糞、尿)④飼料及び敷料 ⑤飼養管理又は防疫作業に用いた車両及び器具}も焼却、埋却又は消毒を行うよう指導されます。」


農林水産省によると
「殺処分及び死体の処理:患畜等(患畜または疑似患畜)の所有者は、都道府県知事の命令によ
り殺処分を行います。殺処分は、原則として鶏舎内で実施し、脊髄断絶、炭酸ガス等により行い
ます。死体の焼却、埋却または消毒は原則として発生場所に隣接した場所において実施します。
焼却場所については、都道府県などの地方自治体や関係機関の協力の下、近隣に設置されている
焼却場の利用を検討することになりますが、緊急的な対応として、移動式焼却炉やエアバーナー
の活用も有効です。また、埋却場所の選定については、地下水汚染等も考慮しなければならず、
公衆衛生部局等と事前に十分協議が必要となります。埋却溝の深さは4~5mとし、家畜死体の上
は1mの覆土を行います。」

高病原性鳥インフルエンザ防疫対策における 殺処分方法の詳細については次のサイトに詳しいが、私は気分が悪くなってしまった。
https://www.pref.kagawa.lg.jp › documents

鳥インフルの殺傷処分について、これは 安楽殺ではなく虐殺 であるというレポートをあげているサイトを見るとうなずけるものがある。
鳥インフルエンザ 2020-2021年 安楽殺ではなく虐殺 ”現場調査”| 畜産動物たちに希望を Hope For Animals|鶏、豚、牛などのアニマルウェルフェア、ヴィーガンの情報サイト


では、あの白装束の人達は一体だれなのかというと、
県と自治体の職員が鳥インフルエンザの処置にあたる。
しかし、高病原性鳥インフルエンザの発生に際し、飼養規模が9万羽を超える場合、短時日における防疫措置を行うために、自衛隊法第83条の規定に基づき、自衛隊に災害派遣を要請することができる。

この様に見ていくと鳥インフルエンザが人から人へと感染するようになれば、新型コロナどころではなくなる可能性もある。そのための対策のために現場で働く人たちに対して感謝しなくてはならない。

人類はこれからも病原体やウイルスと戦わなくてはならない。それなのに、戦争を引き起こす国はどうなっているのか。一方で病から人を助けようと必死になっている人たちがいるのに、方や、人を必死になって殺そうとしている人がいる矛盾を、私たちは子供にどのように説明すればよいのか。