三幸製菓の「小さなカレーパンせんべい」のキャッチコピーにつられて買ってみた。
この袋を見て、まず三幸製菓だとは思わなかった。パンダが何かを手に持ってどうぞをしている。キャッチコピーは「カレーパン揚がりました~」である。そして、中身は「ちいさなカレーパンせんべい」で、「せんべい」の文字は二回り位小さい。
これだけを見ると、これは今までの「カレーせんべい」ではなく、「カレーパンせんべい」という別な新しいものなのだと思ってしまったのである。
頭の中のイメージはカレーパンで占められていた。その上、袋の写真は縦に立てられた揚げたてのカレーパンの様に見える。
子袋1個当たり85㎉とカロリーも低い。原材料名を見ていたら「パン粉」なるものもある。せんべいよりパンのイメージの方が強くなってくる。
「揚げたてのカレーパンがお店に並んだ時の、あのワクワク感をひとくちサイズの揚げせんで再現!
じゅわっと食感の揚げせんをを優しい甘口カレーで仕上げました。」という説明に次いで、「オーブントースターで温めて、さらに美味しく」なんて書かれてある。これもまたパンのイメージである。ここで、絶対買ってみたい気になる。
三幸製菓の勝ちである。言葉とは誠に恐ろしい。
家に帰って、早速開いて見ると子袋に入った揚げせんが入っている。子袋自体が小さいからカロリーも低いのは当然。
中から出てきたのは、カレー味の揚げせん。食べてみたが、不味くはないが特にどうということのない普通のカレー味の揚げせんべいである。期待が大きかった分、だまされ感も大きいが、これは騙されたのではなく勝手に思い込んだのであるが、思い込むように仕向けられていたともいえるが、故意だという証拠もないので無罪である。
三幸製菓の企画室・デザイン室の勝利である。鴨葱の私。