お雛祭りには、ひな人形を飾って雛あられや甘酒を飲むだけではつまらない。かと言って、PCゲームをするのでは趣がない。
そこで江戸時代にタイムスリップして投扇興をしてみてはいかがでしょうか。


投扇興は、江戸中期に始まったお座敷遊びであり、扇で的を倒して得点を競う。
点数票があり、それぞれ扇と的の形によって点数が決まる。


正式な道具としては、銀杏(いちょう)の形をした的、10×10×20センチぐらいの桐箱、なるべく軽い扇子、赤い毛氈。床の間にひな人形があれば言うことはない。ひと時、江戸時代へタイムスリップすることができる。


元気だったころは戸羽の会を作ってにぎやかに投扇興の会を催して遊んだものである。
的も扇も箱も代用品で済ますこともできる。


これは、随分前に、息子が作ってくれた投扇興のビデオの一画面である。
人形は、私が古い日本人形の顔とボディに着物を着せて座らせて作った。なかなか大変だった。


ビデオがあったのだけれど探しても見つからない。まあ、その内思い出すことに期待する。
出てきたら、ブログにあげることにする。


まずは二人が東西に分かれて扇じゃんけんで先行後攻を決める。的を真ん中にして閉じた扇を前にし向かいあって一礼する。

このモデルになっている女性は顔出しが嫌だというので狐の仮面をつけているだけである。


要を持って脇は離さずに上のスマップだけで扇を投げる。
点数票の見方もいつか解説したいが、今は手元にない。

秋保花月扇の先々代に教えてもらったことがいっぱいある。その方から、若いあなた(大学生だった時)が頑張って今後広めてほしいと言われて頑張ったけれど志半ばで病に倒れてしまった。しかし、ブログに書くことぐらいはできそうだと思えてきた。倉庫の中を引っ搔き混ぜて資料なんかを引っ張り出してみよう。