奇麗な万華鏡模様をソフトを使って更に編集してみた。
撮った万華鏡画像を更にソフトで編集してメリハリのある画像にしてみた。
思いのほか大変な作業であった割には、元の原画と比較してみるとちょこっとよくなった程度なのに疲れだけが残ったような気がしたけれど、時間が経って見返してみるとかなり良くなっていた。人間の視覚なんて言うのは錯覚と主観的な気持ちの方が強いのか。
科学者と言えども、自己の希望的方向に実験結果を偏向させてしなう事例は事欠かない。まして美術の分野では、客観的に距離を保つことなど要求されないと考えがちであるが、私はそうは思わない。基礎勉強の90%は各自の努力にかかっているというのなら、90%の客観的立場は保持しないといけないのではないか。残りの10%は生まれつきの特色でそれを100%出すことが大変なのだ。ところが何の基礎勉強もなしに自己の天賦の才能を開花させる人もいる。長年色んな人を見ているうちにこれらの見分けがつくようになってきた。そのせいで自分の創り出すものに対しても厳しい目が向く。これも駄目あれも駄目で落ち込んでしまう。何も分からなった頃はただひたすらに自己満足していたので創ることの充実感があった。
そのせいか、自動的に出来てただ選ぶだけの万華鏡の画像作りは気が楽である。それでいて作品創りのヒントになることも多い。
万華鏡画像の元になった絵はすべて自分の創った作品である。デジカメで撮った画像もあるが、昔の画像はいい加減でピンが甘く使い物にならないものもある。パックアップしてあるものの数は余りに多くその中から選ぶだけでも一日仕事である。もう一度初めから画像を撮り直した方が良いのではと思うようになってきた。