群馬特産「フルーツにんじん」は色が想像できない濃いパープルのニンジンを茹でてみると甘かった。
フルーツにんじんは以前一度買ってみたがフルーツというのには程遠かった。しかし、今度見かけたフルーツにんじんは黒に近く以前買ったものとはずいぶん違って見えるので、もう一度買ってみることにした。2本で199円(税抜)であった。
これはどう見てもにんじんには見えない。ふと短いごぼうのようであるが、ごぼうと言えどもこんなに黒くはない。
ピーラーで薄皮を剥いてみると、濃い青紫色だと分かる。食欲の湧く色ではないように思える
断面を見ると周りは青紫で中央部は白っぽい。
以前に買ったフルーツにんじんの断面はこんなにきれいな朱色であったが、フルーツと言えるほど甘くも柔らかくもなかった。
生のままで薄く切ってサラダの上に散らしてみる。かなり硬くそれほど甘くもない
分厚く切ってレンチンしてみたところ、色合いはくすんだ藍色になってしまった。一つそのまま食べてみると甘くておいしい。
前回の買ったフルーツにんじんは見た目は美しい朱色であったが茹でてもそれほど甘くはならなかった。
茹でたブロッコリーの上においてヨーグルトマヨネーズで食べたが、まあまあ美味しかった。彩としては決して美しい部類ではないが、インパクトはある。一番似ているのがなすびの藍色である。この茹でたフルーツにんじんの青紫は、他の野菜に色が移って濃い青紫になって野菜にあざができたように見える。
NETで調べてみると、フルーツにんじんと言われているものには5種類の色があって、今回私が買ったものは一番右側のパープルと言われている品種であり、アントシアンが豊富で抗酸化作用もあるらしい。彩が美しいというのが特色だというが、青紫のニンジンを見た時には信じられなかった。しかし、これらの5種類のフルーツにんじんがあるならカラフルなので料理に色の変化をつけることができるというのも頷ける。
2本づつ同じ色のフルーツにんじんを入れないで違った色のニンジンを入れてほしい。その方が買う方にとっては有難いのでよく売れると思う。このフルーツにんじんは、ニンジン独特の味と香りがないので、ニンジン嫌いの子供にはいいように思う。