UV殺菌灯付き超音波洗浄機を試しに使ってみた結果。
色んな所で超音波洗浄機を見かける。細かい汚れを除去するのにいいらしい。
超音波の振動で、目に見えない無数の気泡(キャビテーション)を発生させ、その気泡がはじける瞬間の衝撃波で、対象物についた細かい汚れを落とすということである。
【東京超音波技研株式会社】のサイトによると
・材質的にはガラス製品・金属製品・陶器・セラミック・硬質プラスチックなどの硬い物の洗浄に適している。また、複雑な形状のもの・微細な汚れの洗浄に有効。
・ 布・木材・ゴム・発砲スチロールのように柔らかいもの、水に浮くものは、超音波洗浄機による洗浄はできない。 金箔を施した製品や特殊形状のアルミ製品などは超音波洗浄で破損する。 特に高価で細かな細工のある宝石・アクセサリー・シャンデリア・眼鏡取などは超音波洗浄は避ける。 べっ甲、銀製品は、超音波洗浄により光沢がなくなるので洗浄してはいけない。
・水または水溶性洗剤(中性・アルカリ洗剤)をご使用。 酸(塩酸・硫酸等)・可燃物(石油・シンナー等)・薬品は使ってはいけない。
・通常では40~50℃が標準温度である。70℃以上の熱湯を入れますと、振動板や振動子の劣化を早め、発振器故障の原因となる。
・超音波洗浄は用途に応じて発振周波数を選択する必要がある。ステンレスなど各種金属製品(アルミを除く)の洗浄、重量物の洗浄など、強力洗浄が必要な場合、20KHz・28KHz帯など低い周波数を選択する。精密部品・ガラス製品・プリント基板など超音波によるダメージが予想される物は40KHz帯など高い周波数を選択する。
まずは安い超音波洗浄機を買うことにした。
UV殺菌も出来る。
超音波の周波数は46キロヘルツであるから、精密部品・ガラス製品・プリント基板など超音波によるダメージが予想される物は40KHz帯など高い周波数に適しているということである。ガラスに適しているのならアクセサリーやメガネは良いという事か。
たったこれだけ。
汚れが取れない銀スプーンフォークで試してみる。銀製品の錆びや変色は超音波洗浄機では落ちないということであるが細かい装飾の間にこびりついた汚れを取りたいと思う。
水を入れてその中にスプーンとフォークを入れてタッチスイッチをオンにする。緑のランプがついて3分後にスイッチは自動的に切れる。
3分で汚れが取れるのかな。
キッチンペイパーで水を拭き取ると浮き上がった汚れがすこし取れる。
今度は洗剤を2~3滴入れて洗浄して、その後、水でよく濯いだ。
初めの状態と比べると少しはましになったかなあという感じ。
古い古いアクセサリーを洗浄してみたいと思う。これはきっとピカピカになるはず。
ほとんど変わりがない。かなり期待外れである。
こてこてに汚れた真鍮の小さな仏像。これも洗剤を入れた水で洗浄する。
これはかなり汚れが落ちた。錆は取れない。
野菜の洗浄ができると書かれてあったので、殺菌と同時に洗浄することにした。洗浄と殺菌のタッチボタンを押す
目では見えないけれど、スマホの画像には細かい波が移っているのに気が付いた。
左側が殺菌と洗浄をしたぶどうである。見た目は余り変わりがない。
食べ比べてみる。・・・あれれ、洗浄した方のぶどうの実が柔らかくなっているではないか。気のせいかとも思うが、すべて食べてみたがやはり確実に洗浄した方は柔らかくなっていた。
入れる容量が小さいので野菜の洗浄は少し無理であるが、大きい容器の中に入れる超音波洗浄機もあるらしいのでそれを試してみようかな。
歯ブラシもOKだと書かれていたので洗浄してみたが、どう変化したのかさっぱり分からない。
何かこてこてに汚れたものでないと見た目には分からないようである。
周波数を変えることが出来て、洗浄時間も選択できるものがよさそうである。
今のところインプラントはあるが、入歯はないので試しようがないが確かにこの殺菌ができる超音波洗浄機は入歯にはいいかもしれない。