雑賀の漁師さんの雪模様のベストばかりが目に焼き付いてー春の雪。
岸田首相に爆弾を投げつけた人がいた。その時いの一番に犯人を取り押さえようとしたおじさんがいた。そのおじさんの着ていた赤のシャツとその上に着ていた雪模様のベストが目に飛び込んできて、それからも事件よりもその雪のベストの模様が頭から離れないバカな私。
私もあんなベストが欲しいと思った。季節外れできっともうないだろうと思うと残念で仕方ない。一体何を考えているのだともう一人の私が冷ややかに見る。
NETで検索してみると、この雪のベストを売っているのはワークマンだと探し当てた人がいた。しかし、やはり現在は品切れであった。何が好きかと尋ねられたら、「雪」と答える私である。春夏秋冬を通して雪が好きである。
様々な雪を描き続けて何十年も経つ。本まで出版した。
気候の温暖な関西であるからこそ雪は愛でる対象である。和歌山も温暖な地方である。雑賀の漁師はあのベストを着ているらしい。
「戦国時代」にあって、民衆が結託し、鉄砲を駆使して強者たちに徹底抗戦したのが「雑賀衆」であった。武士でもない彼らは戦国時代にあって異色の雑兵集団であったものの、当時中央政権を牛耳り、大きな勢力を有した織田信長にも屈することなく、戦ったといわれている。
雑賀は海に面しており、戦国時代には漁業だけでなく、廻船や貿易にも乗り出し、巧みな操船技術を手に入れた雑賀衆は水軍を擁するようになり、また、軍需物資の売買も手掛けるようになった。
誰よりも早く、爆弾に火を点けようとしていた犯人に飛びかかってヘッドロックをかけたのはこの雑賀衆の子孫の漁師であったという。雪のベストが印象的。
同じ政権が長く続くとその閉塞感から、実力行使もやむなしという人が現れるという。
今はまだ詳しいことが何も分からないので、今後の報道を待つことにしたい。