福島の原発が爆発した時、まず最初にしたことは、ガイガーカウンターと立体地図を買ったことである。我が家にはいろんな機器があったが、放射線測定器なんて言うものには縁がなかった。ガイガーカウンターは初めからセットアップされているので直ぐに計測可能なのである。

中国で最近ガイガーカウンターが急激に売れ始めたのは、日本の処理水の放射能を懸念してのことであったが、ガイガーカウンターを買ってオンにしたとたんに音がピーピーなり始めてびっくりしたという情報が増え始めたらしい。室内のどこでもピーピー鳴るということから建物の建材が疑われたらしい。又地表付近でもガイガーカウンターが反応したことから、土壌も懸念された。

中国政府は、検査すると言っているそうだが、その結果を正しく公表してくれる保証はあるのか。

日本においても、処理水自体より怖いのは、政府であり東電である。適切な測定と正確なデーターの公表が行われるかということである。コロナの情報データー公表の時を考えれば、かなりいい加減であった。そして今では、国民の健康より経済優先でコロナが5類に分類されてしまった。

次の検索結果からぼーっとしていた真実が少しは明るみに出てきたようである。


【放射能】中国で放射線測定器の売上が上昇中 – 食環境衛生研究所
日本が24日から放射能汚染水の海洋放出を開始したことで、中国では放射線測定器が売れ筋商品になっている。

中国で放射線測定器が売れ筋商品に 専門家「あまり役に立たない」(CGTN Japanese) – Yahoo!ニュース
中国最大のショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」の人気商品検索データによると、放射線測定器など関連商品の検索件数はここ1週間で232%増加した。
専門家は「放射線の測定には機械による検査だけでは不十分で、サンプルの採取やサンプルの前処理、対応する検査方法の確立も必要だ」との考えを示した。

【中国】汚染水にビビって上海の自宅の放射線量を測定した結果→ | みんなの掲示板 Talk (トーク)
中国のあるネットユーザーが先日、「ガイガーカウンター(放射線測定器)で自宅を測定してみたところ、
数値は福島の3.0マイクロシーベルトよりもひどく、最高で9.7マイクロシーベルトになった。本当に驚いた。
中国中央テレビ(CCTV)のニュースによると東京の数値は0.01マイクロシーベルト。うちは東京の976倍になる」とし、
「カウンターは半年前に購入したが、まさか自宅で(数値が)爆発すると思わなかった。もう頭が痛い」とつづった。
投稿された場所は上海だった。

上海の自宅で放射線量を測定したら東京の976倍に!?―台湾メディア(レコードチャイナ)|dメニューニュース(NTTドコモ)
中国のあるネットユーザーが先日、「ガイガーカウンター(放射線測定器)で自宅を測定してみたところ、数値は福島の3.0マイクロシーベルトよりもひどく、最高で9.7マイクロシーベルトになった。本当に驚いた。中国中央テレビ(CCTV)のニュースによると東京の数値は0.01マイクロシーベルト。うちは東京の976倍になる」
カナダのヨーク大学の沈栄欽准教授は「中国国民は放射能汚染された物を避けるためにガイガーカウンターを購入して水産品を検査しているが、多くは汚染を発見できなかった」と指摘。その上で、「中国の建材には広く基準値を超える放射性物質が含まれるという問題が存在し、このことは多くの中国国民を非常に驚かせている。」

・環境省https://www.env.go.jp › ine › asia › china › indexCH
中国における環境汚染等の現状について、大気汚染、水質汚濁、悪臭・騒音・振動、土壌汚染・地下水汚染、ヒートアイランド現象の5つのカテゴリに分けて把握を行った。


黄砂とともに飛来する放射性セシウム(137Cs):(農業環境技術研究所)


公害大陸中国その9  黄砂と共に飛んで来る中国核実験の放射性物質: 農と島のありんくりん
「石川県保健環境センターは平成21年4月から1年間、金沢市のセンター屋上で10日ごとに降下物を採取し、セシウム137の量を測定した。その結果、計8回検出さたセシウムの総量の7割は、大規模な黄砂があった22年3月の4日間に集中していたことが分かった。
また、福井県の環境監視センターが22年3、4月に試料採取を行ったところ、黄砂が観測された週(3月16日~23日)のみ、セシウムが見つかっている。」(資料2 産経新聞3月18日)
この放射性セシウムを日本列島に持ち込んだのは、例の黄砂である。例のというのは、あの黄砂は大陸からのありとあらゆる汚染物質のメッセンジャーでもある。

中国は、東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)で核実験を行い、周辺住民への甚大な被曝と環境汚染とがもたらされた。中国は1964 年から1996 年まで東トルキスタンのロプノールの核実験場において、延べ46回、総爆発出力22メガトン(広島原爆の約1370 発分)の核爆発実験を行った。1964 年10月16日に20キロトンの地表爆発型の実験を始めて行い、最大の核爆発出力は1976 年11月17日の4メガトンの地表核爆発である。核実験の放射能被害は局部的ではなく地中、地表、空中にわたって広がっていく。その結果中国本土においては内陸部に行くに従い放射線値が高いという。中国の土壌やその土石を使った建材などの放射線値が高く農作物や人体への影響が懸念されていたが、今回の日本の処理水放出で、中国国内で一般市民がガイガーカウンターで放射線値を測定し始めたことで、その実態が明るみへ出始めようとしている。

中国の土壌の放射線汚染が問題になれば、日本で流通している多くの農作物類への懸念も無視できなくなるのではないか。

地球の環境汚染は、ただ一国だけの問題ではなくグローバルな問題なのである。