LOOKの「青い宝石」の外箱は、主体のチョコより優れモノ。
青い色は自然界にはあまり存在しない。それにもかかわらずブルーという色は神秘的な美しさがある。ロイヤルブルーという言葉や、ツタンカーメン王の金色とブルーの棺を見れば、いかにブルーという色が稀少価値で且つ魅力的な色であったかが分かる。
又、「青い鳥」という言葉が象徴するように、ブルーは幸せの色でもある。それ故、チョコレート業界はブルーチョコを作り続けてきた。今年は、又しても、LOOK「青い宝石」が新商品として発売された。
ブルー色が大好きな私は問答無用で買って帰った。
不二家の「青い宝石」は2020年10月6日発売。2021年にリニューアル。そして今年2023年9月19日に再びリニューアルして発売。
不二家によると『・青い花が咲くハーブ「バタフライピー」で染め上げた、宝石のような青色のチョコレート
・シャインマスカット果汁を使用したパウダーを配合し、爽やかな香りと上品な余韻が楽しめる』ということである。
ブルー色は「バタフライピー」という赤道付近の熱帯地域に生息するマメ科のつる性の植物を使っている。大きく開いた花びらの形が蝶々(Butterfly)に似ていることから、この名前で呼ばれるようになった。日本では蝶々と豆をくっつけて、「チョウマメ」とも呼ばれている。
バタフライピーの青いカラーを生み出しているのは、バタフライピーの花びらに含まれるアントシアニンという成分であるが、これには味も香りもほとんどないので他の成分を加えている。今回のチョコには、ブドウ果汁パウダー(シャインマスカット)を加えてそれらしい味と香りを表現している。
子袋の中には正方形のグレーイッシュなブルー色のチョコが入っている。前回のブルーチョコと色合いはほとんど変わらないような気がするが、味がもう少しおいしくなっているようにも思える。
チョコもさることながら、外箱の幻想的な美しさに、前回も今回も思わず手が伸びてしまったのである。
上の画像を見ればよく分かるが、側面の印刷文字部分を底に持って行けばこのブルーの箱は捨てずにとっておく人がかなりいると思う。この「青い宝石」はチョコだけではなく箱も値打ちだと私は思っている。
箱の裏側に印刷の文字部分を持ってきた方が良い。きっと女性たちはネイルビーズなどを用いてこのブルーの宝石箱をデコレイトして自慢げにインスタグラムなんかにあげるのではないかと思う。次のリニューアルの機会にはその中から選んで採用すればいい宣伝になるはず。そのうち「青い宝石クラブ」なんかも出来るのではないか。