100均で買った「シリコーン・ヒール・カバー」は、注意書きを読むと使うなという事か。
急に寒くなってきて、足元が冷え始めた。その冷たさが足のかかとが冬になればガサガサになるだろうという赤信号を発し始めた。ガサガサになる前からケアしておけばいいものをいつもガサガサになってから慌てて保湿クリームを塗るのである。
で、100均で見つけた「シリコーン・ヒール・カバー」が引き金となって今年は早めから予防をしようという気になった。
持ってみるとシリコンラバーなのでずっしりとした感じがする。その上、繰り返し使えるという。
シリコーンは丈夫だという既成概念がある。メイドインチャイナでもシリコーンはシリコーンであると思った。
袋から出して持ってみると滑らかで伸縮性があり、すべすべの肌以上である。これなら足のかかともきっとすべすべになるだろうと確信する。
装着してみたら気持ちいい位足にピタッとフィットした。保湿クリームを塗って履くといいとどこかに書いてあったので、もう一度注意書きを丁寧に見返す。
注意書きには、「装着したまま歩き回らないでください。長時間使用したりしたり、装着したまま眠ったりしないでください。」とある。じっと考えるに、短時間だけ座っている時にだけ使えという事らしい。それで足のかかとがすべすべになるってことなのか。冬の寒い時ならいちいち立つたびにソックスを脱いだり履いたりしなくてはならない。嘘でしょうと思わずにはいられない。
ケアするのは人間のかかとではなくて、この「シリコーン・ヒール・カバー」らしい。ものすごくデリケートで傷つきやすいという事らしい。この代物を考えて注意書きを書いた人は一体どう思っていたのだろうか。試した結果が書いてあるのか。開発した人と注意書きを描いた人とは違うのか。あれこれ考えるが、理解不可能である。
しかし、捨てるわけにもいかないので、足のかかとがガサガサになったら使ってみよう。歩き回り長時間装着し、寝る時も付けたままにするとどうなるか知りたい。まさか足が腐ったり切れたりはしないだろう。