製造終了のシュミテクト「薬用デンタルリンス」は今では6000円の高額にビックリ仰天。
以前、歯が知覚過敏になって、知り合いからシュミテクトの薬用デンタルリンスがよく効くと言われて毎日使っていたら2か月ほどでうその様に治ってしまった。今度は虫歯の治療をしたが、歯のために神経を残したら知覚過敏になって冷たいものや熱いものを食べると飛び上がるほどしみるようになってしまった。そこで、再び、シュミテクトのデンタルリンスを使おうと思って薬屋に行ったが、品切れだと言われたのでNET検索してみたら、生産中止になっていて、ある事にはあるが、在庫限りだというので何と6000円になっていた。数百円で買ったものが6000円とは余にヒドイ。
残っていたデンタルリンスの容器に書かれていた説明を読んでみたら、「硝酸カリウムが、カリウムイオンとなって歯髄神経の周りにイオンバリアを形成し、歯がしみるのを防ぐ。」とある。
歯医者さんの説明だと、エナメル質は丈夫で硬いのでここから歯髄神経に作用を及ぼすことは考えられないが、象牙質は弱くて神経にも歯髄細管を通じて色んな作用を及ぼす。カリウムイオンはそのような刺激を抑制するという話である。硝酸カリウムのほかには、象牙質の表面にできた細かい穴を埋める乳酸アルミニウムというものもあるということである。
歯医者へ行った当日は硝酸カリウムの薬剤を塗って歯肉と象牙質の隙間を樹脂で埋めてもらったら、不思議なぐらい知覚過敏は薄れてしまった。しかし、明くる日、歯磨きをしていると樹脂がとれてしまって再び知覚過敏は戻ってきてしまった。取れるたびに歯医者に行っていたのでは切りがないので、何とかしてシュミテクトのデンタルリンスの代用となるものを見つけなければならない。
今まで、歯磨きの成分なんてじっくり読んだことがなかったが、今回は読んでみることにした。
・湿潤剤(D-ソルビトール液・濃グリセリン)
・有効成分(硝酸カリウム・塩化セチルピリジニウム)
・溶剤(プロピレングリコール)
・矯味剤(キシリット・サッカリンナトリウム)
・可溶剤(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油)
・PH調整剤(リン酸一水素ナトリウム・リン酸二水素ナトリウム)
・着香剤(フレッシュミント)
・保存料(パラベン)
こうして見てみると、注目しなくてはならないのは有効成分だけという事になる。
・知覚過敏でしみるのを防ぐのが、硝酸カリウム。
・歯肉炎予防が、(CPC、即ち、塩化セチルピリジニウム)
によると硝酸カリウムのサイエンス | Haleonヘルスパートナーによると、
「シュミテクトは、硝酸カリウムを5%配合。カリウムは、知覚過敏症状を軽減することが臨床的に実証されている成分です。
・カリウムイオンが象牙細管の開口部分に移動します。
・カリウムイオンが経時的に増加することで、歯髄神経の過敏性が軽減され、知覚過敏による刺激への反応が緩和されます。」
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乳酸アルミニウムは
「乳酸アルミニウムには、象牙細管と呼ばれる象牙質から神経まで通じる無数の小さな穴を塞ぐ働きがあります。 この象牙細管が、開いている状態だと「冷たいもの」などの刺激が神経まで通じてしまい、知覚過敏が生じます。 乳酸アルミニウムによって開いた穴を塞ぐことで、知覚過敏の抑制作用が期待できます。乳酸アルミニウムは持続性があり、刺激が伝わる経路となる象牙細管をブロックすることで知覚過敏の症状を抑えていきます。 歯ぎしりによる知覚過敏にも一定の効果があります。 知覚過敏用歯磨き粉の中で最も歴史があり、最も使用されているのは「シュミテクト」です。」
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以上から、シュミテクトの薬用デンタルリンスの代わりに、硝酸ナトリウムと乳酸アルミニウムを含む歯磨き粉かデンタルリンスを探せばよいことになるので近くの薬局に行って探してみることにした。
シュミテクトの薬用デンタルリンスは「液体ハミガキ」と書かれていて、
「液体だから磨きにくい歯と歯の間、傷つきやすい歯と歯茎の境目にもしっかり、やさしく届く。」とある。
「液体ハミガキ」は研磨剤が入っていないので歯茎を傷つけることもないというのである。出来れば液体歯磨きの知覚過敏症に効くものを探したい。