長野県産・大粒なめこ「やまなめ」は、味と香りもいいが、特に歯ごたえが良い。
山盛りに積み上げられた大粒なめこ「やまなみ」は、いやでも目に付いた。
きのこは大粒になるほどおいしいので、このなめこもきっと美味しいだろうと思って買った。
なめこは、ぬるっとした食感のきのこである。ポリ袋に入れられているので、見た目だけでは歯触りや味かおりはわからない。
袋から出したなめこは、傘の部分も大きく2~3センチはあるし、傘も肉厚である。
なめこは、ブナやナラなどの枯れ木や切り株などに単独または群生する木材腐朽菌(腐生性)で日本や台湾の高地に分布している。湿時に分泌するのはゼラチン質の粘性物質のムチレージという成分である。人工栽培には原木栽培とおがくず菌床栽培の二通りの方法があるが、この大粒のなめこはおがくずが付いていないので原木栽培であろうと思われる。
今回は、すまし汁仕立てにする。洗う時はさっとお湯で洗う。出来るだけぬめりと風味を損なわないために、なめこは沸騰してから入れひと煮立てするとすぐに火を切る。
この大粒のなめこは、味も香りも小粒の物よりよく、特に歯ごたえは格別である。
これからは、この大粒のなめこが主流になってほしいものである。