何がショックて、歯が抜けた時ほどショックなものはない。それも何十万円もかけて、時間もかけてやっと入れたインプラントの歯が抜けたのである。虫歯でもないから痛みもないわけで、ある日のことぽろっと欠けたのである。

特に硬いものを噛んだわけでもないので余計に意外さがむくむく湧き上がってくる。インプラントにすると10年は大丈夫だと言われていたのにと思うと怒りさえ覚える。たった2年ぐらいしかたっていない。日割り計算すると気分が悪くなってくる。

しかし、その間、非常に快適であったこともまた事実である。インプラントを入れてからは歯磨きをきちんとしてアフターケアーにものすごく気を付けていたつもりである。一体何が悪かったのか…と後悔先に立たずではあるが、あれこれ考えてしまう。

明日は何が何でも歯医者の予約を取らねばならない。


割れた二つの部分をくっつかせてみたら、まだもう一つかけらがあったはずなのだけれど、どうも飲み込んでしまったらしい。

3つに分かれたものを樹脂でくっつけてもきっとまた外れるだろう。凹んでいる部分に金属の首がついていたのである。

それにしても、歯の内側が何やら汚れているではないか。きっちりついていなかったのではないか。いつの間にか隙間ができてしまったのか。NETで調べるとインプラントがだめになる一番の原因は歯槽膿漏だという事であるが、歯茎の健診にも行っていたし歯槽膿漏だと言われたこともない。


上部構造と書かれている部分が割れただけで、アバットメントといわれる首の部分と、インプラントの土台部分は何ともない。上部部分だけを作り直してくっつけるのだろうか。

どうか簡単に治りますようにと、祈らずにはおれない。歯専門の神様なんているのだろうか。今までこんなことを考えたことはないが、医者ですら専門に分かれているのだから、ひょっとしたら、神様も専門分野があるのかもしれないとふと思ったのである。

それで、NET検索してみたら、あったのである。その名もずばり「歯神社」。大阪の場合は「大阪府大阪市北区角田町2−8」という梅田のど真ん中にある小さな神社である。人の営みの中で歯は切実なものなのだとひしひしと感じた。

しかし、行くべきかどうか迷うところである。雑踏の中を出かけて行ってインフルエンザやコロナにかかったのでは歯の治療も出来ない。あれこれ考えると今晩はきっと眠れないだろうと不安になってくる。ストレスまみれの1日であった。