日本画用の新しいにかわの「和膠・三千本・飛鳥」を溶かして使ってみた。

ここんところ何十年も膠を使っていなかったけれど、必要性に迫られて昔の膠を取り出して水につけてみたが全くふやけない。粒膠も三千本も鹿膠も板膠も2昼夜水に浸してみが、全くふやけないし煮ても溶けない。そこでニカワを買おうとおもってNETを調べてみたら、昔使っていた三千本ではなく、新しい三千本が販売されていた。


この新にかわの「和膠・三千本・飛鳥」は旭陽科学工業という会社からでている。
1袋に三千本が5本入って330円である。


防腐剤、保存料は入ってない。


昔の三千本に比べてみたら、1本の太さが半分ぐらいである。
タオルに包んで割ろうとしたが硬くてなかなか折れない。やっと折れたと思ったら、折れた部分が粉々になっていて驚いた。
ということはこの三千本はかなり硬いという事である。堅い膠は固着力が強い。


水100を入れたホウロウのお鍋に割れた膠1本を入れて1昼夜膨潤させる。


1昼夜でこれ位膨潤する。


熱を加えると簡単に溶けるし、煮ている間の匂いも昔の物に比べて気にならないほど薄い。
それと温度が少し位下がっても固化しないので使いやすい。液は少し白濁しているが乾くと全くの透明である。
昔の三千本は冬場に使うのには、すぐ粘度が増して固化してくるので、常時保温しなくてはならなかった。

水墨画を描く時に使おうと思って膠水を作ったのであるが、この「飛鳥」という三千本は、なかなか使いやすく質の良い膠であった。