インプラントを3年前にしたところが、割れたので、歯医者に行ってし直してもらったら、費用は掛からなかった。保障の範囲なのだと思って喜んでいた。
所が反対側の奥歯が抜けてしまったので、これもインプラントにしてほしいと言ったら、こんな場所の奥歯はできないブリッジにでもすることだと言って断られた。
それで仕方なくできそうな歯医者を探してあちこちさすらうことになったが、歯医者のサイトを見ただけではよく分からない。3件ほど実際に入って奥歯のインプラントをすることができるか訊いてみたが、あれこれ検査されて頼みもしない歯をいじられただけで最終的には断られた。
息子に相談したところ、長い説教をされた後、NET中を駆け巡ってここが一番という歯医者を見つけてくれた。

インプラント専門医だという歯医者へ行くと、以前のインプラントを見て、「インプラントの被せにこんなプラスチックを使ってあるのか。」と言われてびっくり。


そこで帰ってから、奥歯のインプラントの被せに適しているのは何かと検索してみたら、次のようなことが分かった。

「インプラントの寿命は、10〜15年といわれています。それ故、インプラントの被せ物は、見た目・強度・費用の3つの観点から、長期的に考えて決定すべきである。
インプラントの被せ物は、どの場所を治療するかを考慮して決める必要があり、奥歯と前歯では適した素材が異なる。
奥歯の被せ物には、強い負荷や衝撃に耐えられるものを選ぶべきである。
口を開けたときに目立ちにくいので、色の細かい違いはほとんどわからない。審美性を気にする場合でも、徹底的に天然歯に近い色・光沢のあるものを選ぶ必要はない。
奥歯におすすめのインプラントの被せ物は、以下の4つである。
・オールセラミック
・オールジルコニア
・メタルボンド
・金属」

この様に見てくると、インプラントの奥歯の被せ物に、経年変化の短いプラスティックを使うというのは不適切である。


では、インプラントの被せが簡単に割れたのも、初めから、プラスチックの被せだったのかと思わざるを得ない。
兎に角、最初から一度もインプラントの被せの種類についての話はなかった。

この歯医者は、インプラントの専門医ではない。
インプラントは専門医の証書が無くても歯医者ならだれでもできるという事である。

費用が安いインプラントで、インプラント専門医でもなく口腔外科でもなく、保証がはっきりしないことや、後々のメンテもいい加減な歯医者には行くべきでない。


インプラントは外科手術を必要とするので、最低でも口腔歯科の免許を持っている歯科を選ぶべきである。

一般歯科は虫歯や歯周病の治療などが専門であるが、口腔外科は一般歯科と比べると治療が広範囲にわたり、外科手術も行う。 一般歯科では主に虫歯や歯並び矯正など歯の組織の治療を行うが、これに対して病院の口腔外科は、一般的には親知らずの抜歯やインプラントの治療を行い、その為の専門的な知識と技術を持っていると考えてよい。