のどぐろが超高級魚である理由は何か。

「のどぐろ」という名前は、島根県、鳥取県、富山県などの日本海側で呼ばれていた地方名で、標準和名は「アカムツ」である。


島根県では、「のどぐろ」のブランド化を進め、高級魚として知名度が上がってきたのである。


島根県浜田市のお魚センターでは、のどぐろが珍味海産物としてお土産品に売られている。


のどぐろの口の中を覗くと、口腔と腹腔が黒い膜で覆われているので喉の奥が黒く見える。
のどぐろは水深100メートルから200メートルほどの深海に生息しているが、この深さでは太陽の光がほとんど届かない。そのため暗闇の中で発光する魚介類が多く生息しているので、のどぐろがそれらを捕食した場合、胃の中で発光して外敵に狙われる。その光を遮蔽するために黒い幕が必要となり、喉奥から体腔にかけて黒いのではないかと言われているが確かなところは未だに謎であるらしい。
のどぐろの正式名称は「アカムツ」と言われるように、体色も赤色である。

海の中では赤色が最も早く吸収されるため、身を隠す際にも効率的ないろである。
この様に、のどぐろの体色と喉の色は捕食する際や捕食対策としても理想的なカラーだと言える。

上の干物になったのどぐろを見ると、焼かれたので黒いのではなく元から黒いのである。

こののどぐろは脂がのっていて白身のトロと呼ばれているように、食感も味も超高級品の名に恥じない。刺身にしても煮付にしても、淡白でありながら、あっさりした脂がのっていて高級感のある味である。

のどぐろは、水揚げが少ないうえに年による漁獲量の変動も大きいので、価格的にも超高級品である。

こう書いてくると、いかにものどぐろをよく食べているように聞こえるが、のどぐろの刺身なんかいまだに食したことはない。