赤ピーマンは、ナス科トウガラシ属の野菜で、緑のピーマンが完熟したものである。よく似たものでパプリカは、赤ピーマンと同種の野菜ではあるが、肉厚で苦みが少ない。

赤ピーマンは緑のピーマンに比べてビタミンが2~3倍で、甘くて食べやすい上に、人参の赤色と比較すると鮮やかで料理の色どりを豊かにするので、毎日のように使っている。

たまに一体どうしてこんな形になってしまったのかと思うような赤ピーマンを見つけることがあるが、今回の物は今まででも類を見ない変型型である。


この赤ピーマンを見ていて連想するのは、のどのおくが腫れた扁桃腺である。

のどの奥の左右両側にある扁桃が、ウイルスや細菌などの感染により炎症を起こしたものが赤く腫れあがった「扁桃炎」でである。 扁桃炎は、のどの強い痛みと共に高熱を伴うこともある。

又、声の出し過ぎによっても扁桃炎をひきおこすこともある。
声を出し過ぎるとのどの粘膜が傷つき、そこから炎症を起こす場合があり、腫れや痛みにつながることもある。

空気が乾燥すると粘膜の防御機能が低下し、ダメージを受けやすい状態になり、ウイルスや細菌に感染しやすくなり、感染すると、のどが腫れて、痛みが出ることもある。

その他では、タバコやアルコールはのどに刺激を与え、慢性的に刺激が加わると、のどが腫れる原因となる。


扁桃は喉の奥に右と左にあるので二つであるが、このピーマンは扁桃が3個ある様に見えるのが残念である。

これ位赤く扁桃が腫れると。さぞ痛い思いをすることであろう。

コロナにかかると、のどの奥がこれ位腫れるのかな。

とにかくこの赤ピーマンを料理するのに手がでない。せめて画像にしてでも保存しておくことにした。