政治家にとって何が一番大切で、何に一生懸命になっているのかとあれこれ考えてみた。現在の政治家で国の未来を真剣に考えている人はいるのだろうか。選挙前になると選挙候補の公約のようなものを書き連ねたものが配布されるので、一応読んでみるが、世界が今後どのような方向に進んでいって、日本はグローバル化した社会でどのような方向に進んでいけばよいのかなんて見解を表明している政治家はいない。

現在、世界を動かしているのはサイエンスであるが、ほとんどの政治家は科学音痴であるし、科学に疎いものほど勉強もしていないようである。
その結果が現在の日本の現状である。資源のない日本は、科学立国でしか先進国として世界での立ち位置がない。現在の日本は、先進国から転げ落ちてしまっている。コロナは、そんな国民に、一時歩みを止めて自省の時間を与えたのではないか。スマホだけでは成り立たず、パソコンを使い始めたのである。これだけは良い事であった。


では政治家は現在何を一生懸命しているかというと、選挙の票集めのためにプラスになることに一生懸命なのだ。それは何のためだと言えば、少しでも多くの権力を得るためである。権力のピラミッド構造の上部へ進んでいくことである。すべてはそのためにエネルギーを使って走る回るのである。

選挙民からよく見える政治家を演出することに戦々恐々としているのが現状である。現在の日本の政治家たちがやっている政治は国民の人気取りの為のその場限りのばらまき政策である。お金をばらまき、笑顔をばらまき、口約束のバラマキである。その他、得票になることは何でもやる。

選挙民との話し合いは、どぶ板選挙につながっていく。狭い長屋の奥までどぶに板を渡してでも訪ねて行って話を聞き名前を知ってもらう。そこで、電話と戸別訪問の禁止。

選挙になると白い手袋をはめて握手攻めと名前の連呼で駆け巡る。この名前の連呼は効果があるらしいのでやめられないという。選挙カーと街頭演説を禁止すべきである。すべてNETに変えるべきである。立候補者の機会はすべて平等にすべきで、与えられた機会をすべて使うかどうかは個人の自由ではある。


この熱狂的な政治家の努力の中のどこに国の将来を見据えた見解があるというのだろう。今回の補欠選挙は与党と野党のつばぜり合いであった。決して野党が素晴らしい政策を主張したかではなく、与党が政権の座に胡坐をかいて墓穴を掘ったからに過ぎない。与党も野党も同じ穴の狢であるように見える。権力の座に着けば結局は同じことをやるのだろう。

議員になっても、質疑応答のカンニングペイパーを読み上げるるようなことは禁止である。規則に反したことをやれば一般人の倍ほどの刑を与えるなど厳しく対処する必要がある。政治家特権などもってのほかである。お金のかかることはやり方を変えて、すべてNETでやる。選挙の立候補の条件には、試験を課すこと。その回答はすべて公開とする。使ったお金はすべて明細を必要とし、保存して公開とする。料亭での秘密会議は禁止。とにかく今まで秘密だったものは、すべて公開とする。それが嫌ならば政治家なんかにならなければいい。

【結論的には政治家に対しては性悪説で臨めという事である。】

・一番大切なものが、権力の座であるという政治体制こそが問われるべきである。政治家自体に関する法令は政治家自身に任せるべきではない。子供のお小遣いを子供に決めさせるようなことはしないのと同様である。選挙はNETで行う。

・特に馬鹿々々しいのが禊選挙である。犯罪を犯せば2度と選挙に出てはならない。2世議員は政界とは10年のブランクを置くこと。3世議員は認められない。一度首相になったものは任期後政界を引退すること。公務員の天下りを禁止すること。

・政治団体の在り方をもっと厳格にすること。今のままでは、政治資金の抜け穴になっている。使ったお金はすべて明細書を必要とすること。

・政治家は秘書のしたことに対して全責任をとる事。

政治家たちのリーダーがとんでもない人だと国は傾き国民は大変な被害を被ることになる。