「光曼荼羅」は、宇宙の法則を表現したもの。

まだホログラムの箔を今の様に使いこなせなかったころ、幅広の粘着両面テープに転写箔を貼り付けたもので、抽象的に曼荼羅風に配置した画像を時間の許す限り作り続けていた時があった。当時は、ホログラムの転写箔の種類も少なく、重ね貼りで変化を出していた。

小学校に入ったばかりの頃、父に連れられて行ったプラネタリウムに刺激され、その後から現在に至るまで、私にとって宇宙はこの世で最も魅力ある神秘に満ちたものであり続けた。昔は都会でも天の川がよく見えたものである。

大学に入って真っ先に行ったのが物理学クラブで、その後、理論物理の世界に夢中になって今日に至っている。

箔アートで絵を描くようになった頃、宇宙の神秘をテーマにしたものが多かった。この宇宙曼荼羅もその一つである。

光曼荼羅のシリーズは、宇宙の法則は、きっとものすごく美しいに違いないと理由もなく信じていたころに制作した作品である。

これらの宇宙曼荼羅の作品はかなり沢山あったはずなのに、今では数えるほどしか残っていない。特にこの3点はお気に入りで飾ることもなく保存してきた私の宝である。

同じシリーズで、淡いピンク色の光曼荼羅があったが、新宿伊勢丹の個展会場に飾っていたらいつの間にか売れてしまってショックだったのがつい昨日のように思い出される。