絵描きの遺伝子ってあるみたい

三つ子の魂百までもといわれる通り生まれ持った感性は一生持続するようである。

父方の遺伝子には絵を描くものが乗っているらしい。絵の上手な人ばかりかプロの絵かきらしい人もいる。

私が絵をえがきはじめたのは、3歳ぐらいのころからで、父が横から手出しして誰が描いているのかわからない状態であった。それが小学校中学校の始めぐらいまで続いたが、いろんな賞を取るようになってからは手出しするのをやめてくれたのでほっとしたのを思い出す。ただ、絵の勉強もしたことのなかった父があそこまで描けたことは関心せざるをえない。やはり生まれ持った才能なのだろうか。

それでも、私が絵描きになりたいと言ったときは、猛反対して勘当された。

しかし、私の最初の画集が京都書院から企画で出版されたときは母の仏前に備えて喜んでいたそうである。絵描きになってそこそこの成功を収めても父は何一つそのことについては語ろうとはしなかった。ただ、いつの間にか、勘当はとかれてはいたが。